核燃料物質の管理及び譲渡し
原子炉を運転するために貯蔵していた新燃料や使用済燃料は、搬出するまでの期間、新燃料貯蔵設備または使用済燃料貯蔵設備で貯蔵します。
新燃料および使用済燃料は、第2段階が終了するまでに廃止措置対象施設から搬出します。
美浜発電所1,2号機の核燃料物質の貯蔵量は「廃止措置計画認可申請書の概要」をご覧ください。
大飯発電所1,2号機の核燃料物質の貯蔵量は「廃止措置計画認可申請書の概要」をご覧ください。
放射性固体廃棄物の管理
廃止措置によって発生する廃棄物の約94%は、放射性廃棄物でない廃棄物となります。その他の廃棄物については、それぞれの放射能レベルに応じて、廃止措置の終了までに廃棄施設に廃棄します。
また、放射性物質として取り扱う必要のないもの(クリアランス対象物)は、国の確認を経て、可能な限り再生利用※します。
※リサイクルベンチ(金属部分)、車両の侵入を防止するためのブロックなど

- [廃止措置に伴い発生する放射性固体廃棄物の推定発生量 2022年3月23日時点]
- 美浜発電所1,2号機についてお示しします。
放射能レベル区分 | 推定発生量(単位:t) | |||
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1号機 | 2号機 | 合計 | ||
低レベル 放射性廃棄物 |
放射能レベルの比較的高いもの(L1) | 約80 | 約80 | 約150 |
放射能レベルの比較的低いもの(L2) | 約620 | 約790 | 約1,410 | |
放射能レベルの極めて低いもの(L3) | 約2,380 | 約2,510 | 約4,880 | |
放射性物質として扱う必要のないもの(クリアランス対象物) | 約6,400 | 約7,500 | 約13,900 | |
合計 | 約9,400 | 約10,900 | 約20,300 |
※ 端数処理のため合計値が一致しないことがあります。
放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物の管理
放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物は、適切に処理を行い、運転中と同様に環境モニタリング下に放出します。
関西電力の放射線管理については「放射線の測定と公表」をご覧ください。