
2023年度上期の主な取組み


(送水車の接続訓練にて、海水を取水
するためのホースを敷設する様子)
美浜防災訓練で、事業者評価を受け入れ
- 9月22日、美浜発電所で、約300名が参加し、原子力防災訓練を実施しました。
- 運転中に原子炉の冷却機能の一部が喪失するという過酷な条件下における、事故収束戦略の決定等の対策本部の運営、送水車を用いた事故収束活動等について検証しました。
- 他事業者※から評価者を受け入れ、第三者の視点で訓練の設計や統制を含めた、包括的な評価を受けました。
※日本原子力発電株式会社、四国電力株式会社、中国電力株式会社


WANO等※1による発電所の継続的なモニタリングを導入
- 原子力発電所の安全性を、WANO等が継続的にモニタリングするしくみ※2を、2022年度下期、国内で初めて美浜発電所で導入しました。
- 発電所の安全性を示す指標や改善活動の進捗状況等を、定期的にWANOおよびJANSIに報告しました。
- 運転、保修、エンジニアリング等の分野毎の専門家とのコミュニケーションでは、現場観察や文書・記録類の確認、インタビュー等が行われました。
- これらのモニタリングを踏まえた発電所の安全性について、2023年4月、WANO・JANSI代表と発電所幹部が対話を実施しました。
※1 世界原子力発電事業者協会(WANO)と原子力安全推進協会(JANSI)
※2 「enhanced Performance Monitoring(e-PM)」と呼ばれるしくみ
原子力安全性向上に対する当社の姿勢と取組み
当社は、美浜発電所3号機事故以降、「安全を守る。それは私の使命、我が社の使命」との社長の宣言のもと、安全最優先の事業運営を行ってきました。
東日本大震災以降、東京電力福島第一原子力発電所事故の反省と教訓を踏まえ、安全性向上に向けて自主的かつ継続的な取組みを進めています。