廃止措置のパイオニアとしての活動
国内初の加圧水型原子炉(PWR) の系統除染に挑む
美浜発電所1、2号機の系統除染工事は、国内加圧水型軽水炉における廃止措置段階での初めての事例となりました。
同工事には、高度かつ専門的な技術が必要になるため、「除染が確実に行えるか」また「除染後に発生する廃棄物の発生量を低減できるか」といった観点で、系統除染技術に関する文献やプラントメーカーが持つ技術について国内外で広く調査を行いました。
その結果、海外で多くの除染実績を有する海外メーカや、美浜発電所1、2号機の機器を製造し同プラントを熟知する、国内メーカなどと協力し、安全最優先で除染に取り組み、当初の目標である除染前の放射線線量率の90%以上の低減を達成しました。



除染作業の様子
世界に学ぶ
当社は、美浜発電所1、2号機を加圧水型原子炉(PWR)の廃止措置研究のパイオニアとして活用することとしており、大学や、若狭湾エネルギー研究センターなどとも充分連携を図りながら廃炉研究を進めています。
また、米国やフランス、スペイン、韓国など世界の原子力事業者と情報交換協定を締結し、廃止措置を含む、原子力発電の取組みについて、経営層や原子力事業本部、原子力発電所の実務者などの各レベルで情報交換を行い、世界に学ぶ安全性向上活動に取り組んでいます。
また、米国やフランス、スペイン、韓国など世界の原子力事業者と情報交換協定を締結し、廃止措置を含む、原子力発電の取組みについて、経営層や原子力事業本部、原子力発電所の実務者などの各レベルで情報交換を行い、世界に学ぶ安全性向上活動に取り組んでいます。

意見交換を行う様子