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高浜発電所だよりVOL.140 2024年3月発行

使用済燃料乾式貯蔵施設の設置について

 高浜町の皆さまには、日頃より発電所の運営に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当社は、2月8日に高浜発電所、大飯発電所および美浜発電所構内における使用済燃料乾式貯蔵施設(以下、乾式貯蔵施設)の設置計画について、福井県、高浜町、おおい町および美浜町へ安全協定に基づく「事前了解願い」を提出しました。
 昨年公表した使用済燃料対策ロードマップの中で検討を進めるとした乾式貯蔵施設※1は、使用済燃料の中間貯蔵施設※2へのより円滑な搬出、さらに搬出までの間、電源を使用せずに安全性の高い方式で保管できるよう、発電所からの将来の搬出に備えて構内に設置するものです。なお、使用済燃料の貯蔵容量を増やさない観点から、使用済燃料を乾式貯蔵施設に移し替えることで空いた使用済燃料プールのスペースは、原則使用しないこととしております。
 当社は、高浜町の皆さまのご理解を賜りながら本計画を推進していくとともに、原子力発電所の一層の安全性・信頼性の向上に努めてまいります。

原子燃料サイクルの概要と乾式貯蔵施設の位置づけ

乾式貯蔵施設の概要

使用済燃料プールで十分に冷却した(15年以上)使用済燃料を乾式の輸送・貯蔵兼用キャスク(以下、キャスク)に収納し、電源を使用せずに空気の流れで自然に冷却する安全性の高い方式で貯蔵します。

貯蔵方式(個別貯蔵方式)

  • ➢❶キャスクに❷衝撃吸収カバーを取り付け、横向きの状態で架台に載せ、基礎等に固定しない方法を採用します。
  • ➢発電所敷地境界外での放射線量を低減するため、キャスクごとに遮へい用の❸格納設備を設置します。
    また、乾式貯蔵施設を設置しても、発電所敷地境界外の放射線量は年間の目標値を十分下回ります。

貯蔵方式(個別貯蔵方式)

※上図はイメージであり、キャスクの配置は設置基数、敷地形状、遮へい設計等を踏まえ設定します。

キャスクの構造と安全機能

キャスクは、使用済燃料を安全に貯蔵するために、「除熱」、「閉じ込め」、「遮へい」、「臨界防止」の4つの安全機能を有しており、地震、竜巻、森林火災等に対して安全機能が維持できる設計となっています。

キャスクの構造と安全機能

工事の計画

高浜発電所では、2箇所に分けて乾式貯蔵施設を設置します。
(第一期工事:2025年~2027年頃、第二期工事:2025年~2030年頃)

ミライスイッチ

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