大飯発電所原子力防災訓練を実施しました
大飯発電所だより2016 特別号 VOL.19
平成28年8月28日、福井県原子力防災訓練が行われ、大飯発電所重大事故制圧訓練では当社社員および協力会社の方々合わせて約330名が参加しました。
訓練は、若狭湾沖で震度6以上の地震が発生し、全交流電源を失ったことで、3号機の炉心が損傷し、放射性物質が外部に放出されたことを想定して行われました。発電所構内では、全交流電源を失ったことを想定した原子炉等へ海水を送るポンプの設置、ホースの接続訓練を行い、本部では事故の収束、関係機関への情報発信の訓練等を行いました。
また、同日発電所構内において原子力緊急事態支援センター※と連携して、偵察用ロボットの操作訓練も行いました。
今後も引き続き、立地地域をはじめとした関係自治体と連携を密にし、実効性のある原子力防災対策に向けて、一層の充実を図ってまいります。
- ※ 原子力緊急事態支援センター(日本原子力発電(株))
原子力災害発生時、高放射線量下での作業員の被ばくを可能な限り低減するため、遠隔操作可能なロボット等の資機材を集中的に管理・運用し、高度な災害対応を実施することにより、事故が発生した事業者の事故収束活動を支援することを目的としている。
【重大事故制圧訓練】

▲本部対応訓練

▲送水車の配置、ホースの接続訓練

▲可搬式代替低圧注水ポンプの設置訓練
【偵察用ロボット操作訓練】
(原子力緊急事態支援センターと連携)

ロボットコントロール車内
偵察用ロボットの遠隔操作。

ロボットコントロール車
偵察用ロボットを遠隔操作する基地。
放射線を遮へいできる操作室に改造した
荷室を備えているもの。
![偵察用ロボット「SAKURA] 高放射線を伴う現場で、放射線の測定、映像を確認。](/corporate/profile/community/ooi/kouhoushi/images/s19_06.jpg)
偵察用ロボット「SAKURA]
高放射線を伴う現場で、
放射線の測定、映像を確認。
9月7日、おおい町議会原子力発電対策特別委員会において、当社原子力発電所の動向をご説明させていただきました。大飯3,4号機の審査は最終段階にきていますが、美浜3号機と同じチームで審査が行われているため、法的期限のある美浜3号機が優先的に進められており、許可されるまでに至っておりません。