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美浜発電所だよりVOL.110 2021年7月発行

美浜発電所3号機 送電を開始!

 美浜発電所3号機は、5月20日に燃料装荷を開始し、6月23日に原子炉を起動、6月29日に送電を開始しました。ここに至るまで、燃料装荷以降に計画した再稼動に向けた総点検や集中的な安全確認も含め、「チーム美浜」一丸となって慎重に作業を進められるよう、協力会社の方々や美浜発電所所員に依頼し、ともに取り組んでまいりました。
 現在は、安定して運転できていることを確認する調整運転を実施しており、7月下旬には原子力規制庁の最終検査(総合負荷性能検査)を受けます。引き続き、安全最優先で取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

美浜発電所長から協力会社の皆さまへの協力依頼の様子 5月12日
<美浜発電所長から協力会社の皆さまへの協力依頼の様子 5月12日>

再稼動進捗状況

○燃料装荷

5月20日から原子炉への燃料装荷作業を開始し、検査を含めて5月23日に完了(157体の燃料装荷作業は22日に完了)しました。

燃料装荷の様子

○原子炉起動

6月23日、制御棒を引き抜き、原子炉を起動しました。
また、6月24日1時37分に臨界となりました。

原子炉起動時の様子

○並列

6月29日15時に送電系統とつなぎ、約10年ぶりの送電を開始しました。

発電機出力上昇の様子

○総点検
トラブル未然防止のため、通常運転圧力・温度に到達する前に、1次系や2次系の漏えいの有無等を確認しました。再稼動経験のある大飯発電所の当社技術系社員も加わり、協力会社・メーカーとの協力のうえ、延べ322名で合計3回の『総点検』を実施しました。

点検前のミーティングの様子、総点検の様子

○集中的な安全確認
トラブル未然防止のため、原子炉起動前と並列前後に、発電設備の安全確認を行いました。過去のトラブル等の知見を多く持つ当社OBおよび協力会社・メーカーと協力のうえ、延べ441名で合計3回の『集中的な安全確認』を実施しました。

集中的な安全確認の様子

美浜発電所1、2号機 廃止措置の状況について

 美浜発電所1、2号機の本格的な解体に向け、放射性物質による影響のないタービン建屋内機器の解体・撤去工事を実施しています。また、計画に基づき、新燃料の搬出作業についても順次実施しております。

工事件名、工程
美浜発電所1、2号機 廃止措置の状況

社外有識者を主体とする
「第22回原子力安全検証委員会」を開催しました

美浜発電所3号機事故(※1)再発防止対策の取組状況等について社外有識者の方々に審議いただきました

 当社は、2021年6月2日に本店(大阪市)と東京支社をビデオ会議でつなぎ、社外有識者の方々を主体とする原子力安全検証委員会(※2)を開催しました。
 委員会では、「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実(ロードマップ)の取組状況」や「美浜発電所3号機事故再発防止対策の取組状況」等についてご審議いただき、委員の方から、「美浜3号機事故再発防止の取り組みは、安全文化の出発点である。細かいところまでしっかりやっていることが確認でき、評価したい。毎年、被災者の慰霊を実施されており、風化させない、忘れないとの姿勢を示すなど、こうした取り組みは安全文化の確立に重要な役割を担っており、今後とも継続していただきたい」等のご意見をいただきました。
 当社は、今後も社外有識者の助言をいただきながら、原子力発電のたゆまぬ安全性向上に取り組んでまいります。

  • ※1:美浜発電所3号機事故…2004年8月9日に発生させてしまった美浜発電所3号機タービン建屋での2次系配管破損事故。
  • ※2:原子力安全検証委員会…「美浜発電所3号機事故再発防止対策」「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み」
    「原子力の安全文化醸成活動」について助言等をいただくための社外有識者を主体とした組織。

ミライスイッチ

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原子力発電に関する公開情報

関西電力では、原子力発電の立地地域の方々をはじめ、社会のみなさまから安心・信頼いただける発電所を目指し、「発電状況と環境モニタリング」「保守運営・保全対策」「事故やトラブルの報告」等の積極的な情報公開に努めています。

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