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環境モニタリング

原子力発電所では、運転に伴い発生する気体状の放射性廃棄物や建屋の換気等をフィルタ等により放射性物質の濃度の低減を図った上で、連続的に監視しながら環境に放出しています。
排気筒モニタでは、主に空気中に含まれるガス状の放射性物質の濃度を連続的に測定しています。

  • 排気筒モニタの指示値は、自然放射線の影響や機器固有の性質等により、それぞれ異なりますが、おおよそ8~30cpsの範囲で変動します。
  • 発電所の作業や運転操作によっては、指示値が変動範囲を超える場合がありますが、この指示値の上昇は、環境への影響が問題ないレベルであることを監視しながら放射性気体廃棄物を放出していることによるものです。
  • 仮に指示値が50cpsまで上昇した放出が1時間続いたとしても、年間の放出管理目標値から十分低い値(数万~数十万分の1以下)であり、環境への影響はありません。
  • 測定装置の点検作業時は、「調整中」を表示します。

原子力発電所の排気筒 モニタ リアルタイム表示時点データ

原子力発電所の排気筒 モニタ リアルタイム表示

モニタリング用語解説

  • cps(counts per second)とは
    放射線測定器において1秒間に測った放射線の数を表す単位です。
  • 放出管理目標値とは
    国の原子力安全委員会が定めた指針では、原子力発電所からの放射性物質の放出に伴う発電所周辺の方々の受ける線量についての目標値(線量目標値)を、年間0.05ミリシーベルトと定めています。
    原子力発電所では、この線量目標値を達成するための年間の放射性物質の放出量を「放出管理目標値」として発電所毎に定め、この値を超えないように管理することはもとより、放射性物質の放出を合理的に達成可能な限り低く抑えるよう努力しています。
    なお、線量目標値である年間0.05ミリシーベルトは、法令に定められた一般公衆の線量限度(年間1ミリシーベルト)や、自然界から受ける放射線(年間2.4ミリシーベルト)に比べて十分低いものです。
事業概要