堺LNGセンター
センター概要
堺LNGセンターは、大阪府堺市湾岸の堺泉北臨海工業地帯の西端に位置し、2006年1月から操業を開始しました。当センターでは、LNGの受入~貯蔵~気化~送出の業務を行っています。
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所在地 | 〒592-8331 大阪府堺市西区築港新町三丁1番地10 |
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<沿革>
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2000年12月 | 堺エル・エヌ・ジー株式会社を設立 (近隣事業者との共同プロジェクトによる合弁会社) |
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2003年 6月 | 堺LNG株式会社に社名を変更 |
2006年 1月 | 堺LNGセンター操業を開始 |
2006年 2月 | ローリー出荷を開始 |
2008年 7月 | 堺港発電所更新に伴うLNG高圧ポンプ運転開始 |
2017年 1月 | 4号タンク増設工事竣工 |
2022年 4月 | 関西電力株式会社の完全子会社となる |
2023年 3月 | 高圧BOG圧縮機運転開始 |
2023年 7月 | 関西電力株式会社が堺LNG株式会社を吸収合併 |
施設概要

堺LNGセンターの敷地面積は約13万m2で、甲子園球場の約3.5倍の広さになります。
LNG基地の中では狭い作りとなっていますが、14万kLのLNGタンク4基と気化器6基がコンパクトに収まっています。

桟橋設備(ローディングアーム)
ローディンクアームは、LNG船と陸側の配管を接続する装置で、LNG船の動きに追従することができます。
万一、LNG揚液中に異常が生じた場合は陸側と船側の緊急遮断弁を閉じ、LNGの漏洩を防止します。また、突発的な異常が発生するなどの緊急時には、迅速かつ安全に船との切り離しを行えるよう安全装置として緊急離脱装置を設けています。
LNGの受け入れから供給まで
LNG船で運ばれてきたLNGは、ローディングアーム・配管(約1.5km)を経て、LNGタンクへと貯蔵されます。LNGは、タンク内のポンプおよび高圧ポンプで加圧され、海水を利用した気化器を通ると常温の天然ガス(NG)になり、ガス導管を通って発電所や工場に送られます。
また、製造した天然ガスは、堺港発電所に設置されるガス託送設備を経て、一般家庭にも供給しています。タンク内で気化するガス(BOG)は、圧縮機で加圧され、同様に発電所や工場に送られます。
LNGは、ガス化して発電所や工場に送られる他、LNGローリー車で輸送され遠隔地で利用されます。

LNGローリー出荷設備、LNGローリー車