原子力発電について
公開情報

2021年4月28日
関西電力株式会社

 美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は第25回定期検査中のところ、本日、6時27分に77kV受電保護リレー動作の警報※1が発信し、予備変圧器のしゃ断器が開放しました。このことにより、予備変圧器を経由した外部からの受電ができない状態となったため、6時30分に保安規定の運転上の制限の逸脱※2と判断しました。

 原因は、他社の77kV送電線の一部で停電が発生したことによるものです。その後、送電線が復旧して予備変圧器に異常がないことを確認したことから、7時53分にしゃ断器を投入し、7時59分に保安規定の運転上の制限を満足する状態に復帰しました。
 なお、本件による外部への放射性物質の影響等はありません。

  • ※1 過大な電流など送電線の異常から予備変圧器を保護するために働く安全装置が動作したこと示す警報。
  • ※2 第73条 外部電源
    2回線以上が動作可能であること、および1回線以上は他の回線に対して送電線上流にある変電所または開閉所が連系しないこと(独立していること)が求められている。
    なお、当時は、275kV送電線から受電しており、プラントに影響はない。

以 上

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