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高浜発電所だよりVOL.139 2023年9月発行

高浜発電所1、2号機の再稼動について

高浜発電所長 木島 和夫
高浜発電所長
木島 和夫

 高浜町の皆さまには、日頃より発電所の運営に格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、高浜発電所では1号機が8月28日に約12年振りとなる本格運転を開始しました。また2号機も9月20日に送電を開始し、調整運転を経て10月中旬に本格運転を開始する予定です。

 この12年を振り返りますと、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を反映した新規制基準への対応や、自主的な安全性向上に全力で取り組んでまいりました。また、この間、高浜町の皆さまには、運転開始から40年を超える1、2号機を含め、高浜発電所の再稼動に格別のご理解を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。

 一方で、工事車両の増加による交通渋滞等のご迷惑や、非常に多くの方が発電所構内で作業に従事する中で、労働災害や新型コロナウィルス感染症拡大へのご懸念など何かとご心配をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

 現在、国内では12基の原子力プラントが稼動しています。そのうち4基が稼動する高浜発電所は基数と電気出力で国内最大の原子力発電所となることから、電力の安定供給とゼロカーボン社会の実現に向け、この地、高浜町からしっかりと貢献していきたいと考えています。

 今後も、原子力発電の安全性をたゆまず向上させていくとの強い意志と覚悟のもと、引き続き高浜町の皆さまの信頼を賜れるよう、安全・安定運転の実績を一つひとつ積み重ねてまいります。

運転状況(2023.9.28現在)

  • 運転状況(2023.9.28現在)
  • 1号機:運転中(2024.4~定期検査予定)
  • 2号機:定期検査中(調整運転中)
  • 3号機:定期検査中
  • 4号機:運転中(2023.12~定期検査予定)

高浜1、2号機の燃料装荷から本格運転開始までのステップをご紹介

燃料装荷

燃料ピットに保管中の燃料を、クレーン等を用いて、原子炉容器の所定位置に装荷しました。

燃料ピットから燃料を取り出し、原子炉容器に燃料を装荷

原子炉起動

原子炉容器を組み立て、燃料に挿入している制御棒を引き抜く操作を行い、原子炉の運転を開始しました。

原子炉起動時の様子(中央制御室) 制御棒を引き抜いている状況をモニターで監視

送電開始

原子炉の熱を利用して発生させた蒸気でタービンと発電機を回転させ発電すると共に、送電線に接続し、送電を開始しました。

送電開始操作の様子(中央制御室)発電した電気を送電

本格運転開始

1号機は、新規制基準により増強した各種設備の使用前検査に合格すると共に、安定運転が継続できることの最終検査を終えて、8月28日に本格運転を開始しました。
2号機についても、同様のプロセスを経て10月中旬の本格運転開始を予定しています。

木島所長(右)が原子力規制庁から1号機の使用前検査の合格証書を受け取る様子

ミライスイッチ

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