再生可能エネルギーへの取組み
バイオマス発電
バイオマス発電について
バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称を指します。その種類は、木質系・農業/畜産/水産系・建築廃材系・生活系等、多種多様です。
バイオマス発電では、この生物資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどして発電します。
人々の生活で不要となった生物資源を有効活用するため、「循環型社会の構築」と「地域環境の改善」へ大きく寄与することができます。
課題としては、安定して資源を収集することが挙げられます。
かんだ発電所
当社グループのバイオパワー苅田合同会社は、福岡県京都郡苅田町(かんだまち)において、2019年6月からバイオマスを燃料とする「かんだ発電所」の建設を進め、2022年2月1日に営業運転を開始しました。
当社グループにおいて、関西エリア以外でのバイオマス専焼発電所※1の営業運転開始は初めてとなります。
【所在地】

※1:バイオマス燃料のみを燃料としている発電所。
【発電所全景】

かんだ発電所の概要
事業者 | バイオパワー苅田合同会社(関西電力株式会社100%出資) |
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敷地面積 | 約5ha |
発電出力 | 約7.5万kW |
売電電力量 | 年間約5億kWh (一般家庭約16万世帯の 年間電気使用量に相当※2) |
CO2排出削減量 | 約216千t※3 |
運転開始 | 2022年2月1日 |
燃料 | 木質ペレット※4 PKS※5 |
- ※2 関西電力の従量電灯Aの平均的なモデルの使用量(260kWh/月)を用いて算定。
- ※3 2020年度の全国平均CO2排出係数(0.432kg-CO2/kWh)を用いて算定。
- ※4 おが粉、かんな屑などを成型加工した固形燃料
- ※5 パーム椰子殻。パーム油搾油時に発生する残滓、搾りかす
農産物の収穫に伴って生じるバイオマス燃料(PKS)に関する持続可能性(合法性)を確保する取組みについて [PDF 311KB]