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若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.37 2016年3月22日現在

 

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美浜線鉄塔建替工事中のヘリコプターから運搬物落下 鉄塔建替工事のため、ヘリコプターにより資材を運搬中に落下させてしまいました

 平成28年3月1日10時08分頃、当社美浜線(美浜発電所と嶺南変電所〔福井県美浜町〕を結ぶ送電線)の鉄塔建替工事のため、協力会社である朝日航洋株式会社が、美浜町竹波ヘリ基地から鉄塔へ向けヘリコプターによる運搬作業を行っていたところ、福井県三方郡美浜町竹波地区付近の山中に、工事に伴い新たに設置する碍子等(碍子:約54個・計800㎏、碍子を収めた木箱)の入った運搬用具(ヘリモッコ)2つのうち1つを落下させてしまいました。
 飛行ルートの決定においては、あらかじめ民家等のない上空を選定しており、吊荷運搬中は、民家から水平距離で50m以上離れたルートを飛行しています。今回の美浜線鉄塔建替工事では、民家から水平距離で100m以上離れたルートを飛行していました。
 なお、今回の運搬物落下によるけが人や設備の損壊等はありませんでした。

ヘリ運搬概要図
再発防止対策の概要

推定原因 キーパーやロックライト機構等に異常がありました

 使用していた吊フックは、機体が上昇する際に、吊荷の荷重がかかることで、キーパーが自動的にロックする仕組みになっていましたが、玉掛ワイヤを吊フックへ掛けた後、機体が上昇する際に、玉掛ワイヤの端がねじれること等により、キーパーが持ち上がったことで、ロックされないままヘリコプターが飛行する状態になったものと推定しました。
 なお、ヘリコプターの搭乗員は、キーパーのロックライト(ロックした状態を示す機内のライト)が点灯したことを確認し飛行していました。
 その後、運搬途中でロックされていないキーパーから、玉掛ワイヤの片端が抜け落ちたことにより、ヘリモッコが落下したものと推定しました。

対策 キーパーやロックライト機能がないフックを使用します

 今後は、キーパーやロックライト機能がないフック(キーパーレスフック等)を使用することとし、吊荷が持ち上がる前にフックを手動によりロックします。

お詫び

 高浜発電所4号機の送電開始直前に原子炉が自動停止するなど、これまで相次ぐトラブルを引き起こし、福井県民の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。

 今後、このようなトラブルを発生させないよう、一層の緊張感を持って、何よりも安全性の確保に万全を期した上で、地元に軸足を置いた原子力事業運営に取り組んでまいります。

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