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原子力事業本部
若狭トピックス

8月16日、国の検査官(右)から大飯4号機の定期検査終了証を受領
大飯発電所3号機は、平成23年3月18日から第15回定期検査を実施し、平成24年7月5日から定期検査の最終段階である調整運転を行い、8月3日に経済産業省の最終検査が終了し、本格運転※を再開しました。また、大飯発電所4号機については、平成23年7月22日から第14回定期検査を実施し、平成24年7月21日から定期検査の最終段階である調整運転を行い、8月16日に経済産業省の最終検査が終了し、本格運転を再開しました。
大飯発電所3、4号機の本格運転再開にあたり、一方ならぬご理解とご尽力を賜りました国、福井県、おおい町、各自治体の皆さま、ならびにメーカー、協力会社の皆さまに、心から御礼を申し上げます。
今後も引き続き、緊張感を持って、安全を最優先に細心の注意で運転・保全に万全を期し、安全・安定運転に全力で取り組んでまいります。
当社としては、原子力について「安全の取組みに終わりはない」ことを肝に銘じ、あらゆる経営資源を投入し、徹底的な安全対策を行うことで、世界最高水準の安全性を確保すべく努力してまいります。
※ 本格運転…定期検査の最終段階である調整運転中に行う経済産業省の最終検査(総合負荷性能検査)が終了すれば、本格運転に移行します

「安全の誓い」の石碑の前で、安全最優先の事業活動を誓う八木社長
(写真中央)
当社は、平成16年8月9日、美浜発電所3号機において、5名もの方が尊いお命を亡くされ、6名の方が重傷を負われるという大変な事故を発生させてしまいました。
当社では、この事故を深く反省し、二度とこのような事故を起こさないとの決意を新たにしていくため、8月9日を「安全の誓い」の日と定めています。
本年も8月9日に、美浜発電所内に建てられた「安全の誓い」の石碑の前で、八木社長が全社を代表して「事故の反省と教訓を決して風化させることなく、今後とも、被災された方やご遺族、ご家族のご無念や苦しいお気持ちをしっかりと胸に刻み、すべての事業活動において、安全を最優先に、業務を確実に遂行し、安全の実績を一つひとつ積み重ねていくべく、全力を尽くしていく」と改めて誓いました。
また、事故発生時刻には、当社のすべての事業所において、亡くなられた方々のご冥福と、重傷を負われた方々の一日も早いご本復をお祈りしました。