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若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.14 2012年4月17日現在

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高浜発電所4号機の安全性に関する総合評価に係る報告書の提出について

 当社は、平成24年4月6日、高浜発電所4号機の総合評価(ストレステスト)に係る報告書を原子力安全・保安院に提出するとともに、安全協定に基づき、福井県及び高浜町に報告書を提出しました。これまでに報告書を提出した発電所は、大飯発電所1、3、4号機、美浜発電所3号機、高浜発電所1号機を含め、併せて6基となります。(平成24年4月17日現在)

高浜発電所4号機の一次評価結果の概要
  • ○評価の結果、安全上重要な施設・機器等は、設計上の想定を超える事象(地震・津波等)に対する安全裕度を十分に有していることが確認できました。
  • ○東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえて、これまでに実施した緊急安全対策等によって、安全を確保するための方策が多段に講じられており、さらに、安全裕度が向上していることを確認しました。
  • ○今回の評価に用いた評価条件や許容値は保守的なものとなっており、今回評価した安全裕度を越えた場合でも、直ちに燃料の健全性が損なわれるものではありません。

高浜発電所4号機の安全性に関する総合評価に係る報告書

  • ※30 タービン動補助給水ポンプとは… 蒸気でタービンを回し、その力で蒸気発生器に水を送るポンプ
  • ※31 手順が整備されていない対策などについては、実行できる可能性があるものでも期待しないこととし、極めて保守的な条件で評価した
  • ※32 外部からの支援なしとした評価結果。外部からの支援を期待するに十分な時間余裕であり、クリフエッジは回避できる。なお、原子力安全・保安院の審査書(大飯3、4号機) に記載のある地震・津波重畳時を仮定して冷却継続時間を評価した場合には、炉心及び使用済燃料ピットでそれぞれ約7日間となる

安全性向上対策により、炉心の冷却手段が多重化され、プラントの安全性が向上したことが確認できました。

美浜発電所防潮堤の設置工事に係る安全祈願祭の実施について

 当社は、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策として、美浜、高浜、大飯の各原子力発電所において、津波による浸水対策の観点から防潮堤の設置を計画しています。
 美浜発電所では平成24年3月30日、防潮堤の設置工事を平成24年5月から本格的に開始するに当たり、美浜町の丹生(にゅう)神社で当社及び建設工事に係る関係者が出席し、安全祈願祭を執り行いました。
 防潮堤は、津波が押し寄せる可能性のある若狭湾側(外海側)に、標高11.5m、長さ約100mにわたって設置するほか、丹生(にゅう)湾側(内海側)にも、標高6m、長さ延べ約1.4kmにわたって設置する計画であり、竣工は平成27年度を予定しています。

安全祈願祭の様子 美浜発電所防潮堤設置(イメージ)
美浜発電所の防潮堤設置(イメージ) 美浜発電所 若狭湾側(外海側)防潮堤(イメージ)

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