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原子力事業本部
若狭トピックス
▲続いて、運転期間が40年を超える美浜発電所3号機および
高浜発電所1、2号機における取組みについてご説明いたします。
原子力発電所の運転期間について
- 福島第一原子力発電所の事故後、法律(原子炉等規制法)の改正により、原子力発電所の運転期間が40年とされるとともに、原子力規制委員会の認可を受ければ、1回に限り20年延長(最長60年運転)できるルールとなりました。美浜発電所3号機および高浜発電所1、2号機は、60年までの運転期間延長について、原子力規制委員会から認可をいただいています。
- なお、アメリカでは、稼働中の94基のうち約9割の86基が60年まで運転することが認可されており、そのうち、47基は既に40年を超えて運転しています(2021年4月末時点)。
大型機器等の取替え
- 高浜発電所1、2号機では、全ての設備や機器に対して計画的にメンテナンスを行い、大型機器や配管等、取り替えられるものは積極的に新しいものに取り替え、事故の未然防止に努めています。
取替えが難しい設備への対応
- 運転開始から40年を迎えるにあたって、取替えが難しい「原子炉容器」、「原子炉格納容器」、「コンクリート構造物」については、通常のメンテナンスに加え、設備の状況を詳細に把握するために、詳細な点検(特別点検)を行いました。その結果、いずれの設備にも異常がないことを確認しています。
さらに、高浜1、2号機それぞれ約3,000以上ある重要な設備を、部品レベルに仕分けて評価を行い、60年運転時点の設備の状態を想定しても、運転を安全に行うことができることを確認しています。
●40年を超える原子力発電所の安全性については、こちらからもご覧いただけます。