事業所・関連施設
原子力事業本部
若狭トピックス
原子力発電所の安全確保について(その2)
- 事故の進展を食い止めるためには、「機器や計器を動かす電源」と「原子炉を冷やし続ける水」を確保する必要があります。そのため、電源や給水手段について何重もの対策(多重化・多様化)を行っています。
- また、万が一重大事故が発生した場合の対策として、原子炉格納容器の水素爆発を防ぐ対策等を行っており、さらにテロ等のあらゆる事態への備えとして、意図的な航空機衝突等に対処するための施設の設置も進めています。
- さらに、自主的な安全性向上対策として、中央制御盤の取替え(アナログ式からディスプレイ〔タッチパネル〕や大型の表示装置での操作や監視ができるデジタル式に更新)や、免震事務棟(重大事故等の対応要員が待機等で使用する建物)の設置等も行っています。
●安全性向上対策の詳細については、こちらからもご覧いただけます。
事故が発生した場合の対応能力の向上について
- 万が一の事故に備え、発電所構内に、速やかに対応できる要員100名が24時間常駐しており、加えて、事故発生から6時間以内に、28名以上の対応要員を召集する体制を構築しています。
さらに、協力会社やプラントメーカ、建設会社による発電所支援により、合計700名以上が事故収束に注力することになっています。
また、教育・訓練の充実・強化や防災訓練の実施により、事故時の対応能力の向上を図っています。