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原子力事業本部
若狭トピックス
原子力発電所では、東京電力福島第一原子力発電所のような事故を
二度と起こさないために、何重もの安全対策を行っています。
今回は、高浜発電所における安全対策についてご説明いたします。
▲最初に、福島第一原子力発電所事故の原因をご説明いたします。
福島第一原子力発電所事故の原因について
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原子力発電所では、原子炉容器内の核燃料が核分裂する際に発生する熱を利用して蒸気をつくり、その蒸気でタービンを回して発電しています。また、原子力発電所は、核分裂を「止める」、燃料を「冷やす」、放射性物質を「閉じ込める」という考え方で設計されています。しかし、福島第一原子力発電所では、地震に伴い発生した津波によって、全ての電源を失い、「冷やす」「閉じ込める」の機能が働かなくなり、重大事故に至りました。
止める 制御棒※を挿入し、直ちに燃料の核分裂を止めます。
※原子炉の出力(核分裂の割合)を調節する役目を持つもの
冷やす 電動ポンプ等を使い、原子炉容器内の燃 料を冷やします。 閉じ込める 原子炉容器や原子炉格納容器等により、放射性物質を閉じ込めます。
▲次に、事故を教訓として取り組んでいる具体的な安全対策をご説明いたします。
原子力発電所の安全確保について(その1)
- 上記の事故を教訓として、事故を起こさない、起こったとしても進展・拡大を防ぐため、何重もの安全対策を行っています。