地域・社会貢献活動

第52回全日本新人選手権大会の結果報告について
- 開催日
- 平成23年10月14日(金)~16日(日)
- 場所
- 埼玉県戸田市・戸田ボートコース
本大会は、若手世代の経験値向上を目的に年齢制限(20歳以下)があり、距離は国際レース基準の2000mにて開催されております。当社チームからはダブルスカル・シングルスカルに出場いたしました。
シングルスカル
全日本選手権、国体にて優勝を収めている長田選手が出場しました。ビッグタイトルでの『日本一』を達成してからのシングルスカルということで、真の実力が問われるレースでありました。また、長田選手は昨年の本大会を体調不良のため棄権しており、支援していただいている皆様の期待を裏切る形となっておりました。だからこそ、『勝たなくてはいけない』レースでもありました。
予選、準決勝とも危なげないレース展開で決勝進出を決め、決勝では今まで味わった悔しさを糧に1年間じっくり取り組んだ成果を全て出し切り、他艇を大きく引き離し『完全勝利』という形で本年三度目の『日本一』を達成し、支援していただいている皆様に『最高の形で恩返し』が出来ました。
ゴールの瞬間は大きな歓喜の雄たけびを上げつつも、計り知れないプレッシャーから解き放たれた安堵の表情も見せておりました。レースは圧勝でしたが重圧の中での厳しい厳しい冒険を終え、また一つ大きく成長した姿に見えました。
ダブルスカル
繁田選手と浜上選手(現在小浜水産高校)の混成クルーで出場いたしました。このペアは昨年まで同じ高校に通い高校総体・国体と準優勝を果たしたクルーであり、この大会に向けダブルスカルでは数回しかトレーニングができていませんでしたが、息はぴったりのペアでした。
繁田選手は社会人、浜上選手は高校最上級生と、お互い別のチームで磨いた技を、予選・準決勝とレースごとに確かめ合いました。決勝では現在日本のボート界を牽引する日本大学が3艇・当社チームが1艇にて競い合いました。レース前半から前年度優勝の日本大学Eがリードし3艇が追いかける展開となりましたが、中盤から当社チームがするすると抜け出し、先行する日本大学Eを追いかける展開となりました。1000m以降は逃げる日本大学Eに必死にアタックを繰り返し、ゴールまでデッドヒートが繰り広げられました。結果的には約2秒およばず、準優勝という結果となりました。しかし、高校の恩師から教わった『あきらめない』ということを最後の最後まで守りぬいた2人の姿勢は新人クルーとは思えない素晴らしいものであり、誇らしいレース内容でありました。
御礼
本大会をもって2011年シーズンの全てのレースが終了いたしました。ここ数年『日本一』から遠ざかり苦しい時期が続いておりましたが、『自ら考える集団づくり』に取組み、今の環境で今出来ることを一生懸命準備してまいりました。結果、『日本一』に到達することが出来、今まで自分たちが歩んだ道のりが正しかったことをようやく証明することが出来ました。苦しんだ時間があったからこそこのような達成感に繋がり、チームを支えてくれる皆様の存在があったからこそ、どのような状況でも『自分たちの思いを貫くこと』ができたのはないかと思います。選手・スタッフ・支援者みんなでこのような時間を共有できたことは未来に向けた財産となり、更なる飛躍に向け更なる準備を行っていきたいと思います。
一年間本当にありがとうございました。
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決勝レース 力漕する長田選手
(左右写真共) -
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歓喜の雄たけびをあげる長田選手
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表彰式
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ラストスパートを掛ける二人優勝した日本大学Eの艇尾が見えたが届かなかった(左:繁田選手 右:浜上選手)
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表彰式終了後 取材を受ける繁田選手
敗北したもののやりきった達成感ですっきりした表情(左:繁田選手 右:浜上選手)
出場選手
シングルスカル
氏名 | 所属 | |
---|---|---|
ストローク | 長田福馬 | 原子力事業本部 総務グループ |
ダブルスカル
氏名 | 所属 | |
---|---|---|
ストローク | 繁田 涼 | 原子力事業本部 総務グループ |
バウ | 浜上裕士 | 小浜水産高校 |
シングルスカル
予選
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 長田 福馬(関西電力美浜A) | 4 | 1分44秒32 | 3分36秒48 | 5分31秒22 | 7分25秒38 | 準決勝へ |
2 | 飯塚 翔(慶應義塾大学B) | 3 | 1分53秒44 | 3分55秒24 | 5分58秒94 | 8分00秒41 | |
3 | 伊藤 孝行(関西高校) | 1 | 1分51秒75 | 3分54秒34 | 5分57秒87 | 8分07秒27 | |
4 | 谷 修一(東京外国語大学C) | 5 | 1分57秒94 | 4分00秒48 | 6分03秒66 | 8分08秒53 | |
5 | 塩田 凌一(一橋大学A) | 2 | 1分49秒31 | 3分53秒36 | 6分07秒89 | 8分15秒86 |
準決勝
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 長田 福馬(関西電力美浜A) | 3 | 1分42秒36 | 3分32秒41 | 5分28秒78 | 7分28秒65 | 決勝へ |
2 | 堀川 隆介(トヨタ自動車) | 4 | 1分45秒71 | 3分40秒12 | 5分35秒92 | 7分34秒86 | |
3 | 田中 敏彦(岐阜経済大学B) | 2 | 1分52秒27 | 3分48秒54 | 5分47秒06 | 7分38秒80 | |
4 | 寄東 孝士(島根大学) | 1 | 1分46秒93 | 3分42秒56 | 5分42秒71 | 7分40秒95 | |
5 | 飯島 孝章(東京外国語大学A) | 5 | 1分49秒58 | 3分45秒44 | 5分43秒88 | 7分42秒21 |
決勝
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 長田 福馬(関西電力美浜A) | 3 | 1分50秒94 | 3分43秒35 | 5分39秒68 | 7分34秒44 | 優勝 |
2 | 奈良 和紀(日本大学E) | 4 | 1分52秒36 | 3分47秒12 | 5分45秒01 | 7分41秒76 | |
3 | 小林 雅人(日本大学A) | 5 | 1分53秒83 | 3分49秒41 | 5分49秒27 | 7分46秒85 | |
4 | 坂上 熙英(日本大学C) | 1 | 1分55秒79 | 3分53秒19 | 5分53秒04 | 7分51秒78 | |
5 | 今里 智千加(日本体育大学) | 2 | 1分56秒02 | 3分54秒25 | 5分55秒89 | 7分53秒78 |
ダブルスカル
予選
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 関西電力美浜 | 2 | 1分38秒65 | 3分23秒84 | 5分13秒24 | 7分02秒95 | 準決勝へ |
2 | 敦賀工業高校A | 5 | 1分47秒84 | 3分40秒41 | 5分34秒19 | 7分25秒17 | |
3 | 成蹊大学A | 4 | 1分49秒70 | 3分46秒20 | 5分43秒40 | 7分43秒16 | |
4 | 新日鉄八幡 | 3 | 1分49秒27 | 3分45秒10 | 5分44秒75 | 7分44秒59 | |
5 | 防衛大学校 | 1 | 1分50秒86 | 3分48秒64 | 5分51秒79 | 7分53秒80 |
準決勝
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 関西電力美浜 | 3 | 1分37秒34 | 3分23秒36 | 5分11秒77 | 6分58秒63 | 決勝へ |
2 | 東京外国語大学A | 2 | 1分38秒66 | 3分25秒91 | 5分15秒90 | 7分06秒22 | |
3 | 立命館大学 | 4 | 1分40秒38 | 3分31秒96 | 5分22秒19 | 7分11秒18 | |
4 | 小浜水産高校 | 5 | 1分41秒31 | 3分31秒24 | 5分23秒40 | 7分16秒51 |
決勝
順位 | クルー | レーン | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本大学E | 3 | 1分34秒71 | 3分18秒69 | 5分04秒50 | 6分49秒44 | |
2 | 関西電力美浜 | 4 | 1分37秒56 | 3分20秒93 | 5分06秒64 | 6分51秒55 | 準優勝 |
3 | 日本大学B | 2 | 1分37秒76 | 3分22秒66 | 5分10秒04 | 6分54秒99 | |
4 | 日本大学A | 5 | 1分38秒56 | 3分24秒60 | 5分11秒70 | 6分58秒26 |