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若狭トピックス


特集 プルサーマル

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地域の皆さまの信頼に応えるために、安全で安心な発電所として万全の態勢を整えています。

安全で安心な発電所運営に一致団結して取り組んでいきます

地域の方々に理解していただくため、どのような活動を進められてきましたか

関西電力 高浜発電所 保全計画課 課長 佐藤  拓さん
関西電力 高浜発電所 保全計画課 課長 佐藤 拓
1968年生まれ。93年関西電力入社後、高浜発電所原子燃料係長、原子力事業本部保安管理グループリーダー、米国INPO、日本原子力技術協会出向を経て、2009年より高浜発電所保全計画課長。

下村:プルサーマル計画については取り組み開始当初、地元高浜町内を中心にプルサーマルの必要性を理解していただけるよう説明会を開きました。さらに、ホームページや発電所の広報誌などを通じ情報発信を行ってきました。そして2008年6月からは、本紙「越前若狭のふれあい 特別号 プルサーマル特集」を発行するなど、県民の方々に対して、計画の進捗に合わせたお知らせを心がけています。また、昨年(2009年)開催された経済産業省主催の「プルサーマルシンポジウム in 高浜」も、地元高浜町の方々への理解促進につながっていると思っています。そして何より、発電所の信頼を支えてくれているのが、協力会社の方々と社員です。その8割が地元高浜町やおおい町、舞鶴市にお住まいの方々であり、安心して働いていることこそが、発電所が安全である証になっていると思います。

MOX燃料の受け入れを控え今の心境をお聞かせください

高浜発電所
高浜発電所

下村:やはり、関西電力で初めての本格的なプルサーマルということで、現場のモチベーションは高まっていますね。長い時間をかけ、しっかり準備をしてきたので、普段と変わらない態度で業務にあたれると思います。私自身は、日頃から協力会社の方々に積極的に声をかけたり、毎朝、中央制御室に顔を出すようにしています。社員は当然のこと、協力会社の方々ともコミュニケーションを図り、些細なことでも話しやすい環境をつくる—。それが、発電所の安全を守るベースであり、プルサーマル計画を進めるうえでも欠かせないことだと考えているからです。だからこそ、声がけなどを通して、できるだけ早い段階で事故の兆候に気付き未然に防ぐ、また、万が一トラブルが起きたとしても迅速に情報を発信し、対応することで地域の方々に安心していただく。これらの基本姿勢は、MOX燃料の受け入れ、プルサーマル計画が本格的に動き始めてからも、これまでと同様、引き続き守っていかなければならないことです。これからも、安全で安心な発電所、そして安定運転のために、協力会社の方々と社員が一致団結して、発電所運営に取り組んでいきたいと思っています。

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