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若狭トピックス
MOX燃料の製造現場から
高浜発電所3、4号機のプルサーマル計画で使用するMOX燃料はフランスで製造しています。
今回は、フランスに駐在する関西電力社員から、MOX燃料の製造状況や品質保証活動についてのレポートをお届けいたします。
メロックス工場(メロックス社)における当社向けMOX燃料の製造は、本年1月30日に開始されました。
初期製造で、少数のペレットと燃料棒を製造し、模擬燃料集合体を組み立てることにより安定した品質の製品が製造できること、および品質保証活動※が適切に実施されていることを確認した上で、MOX燃料16体の本格製造を着実に進めています。
※品質保証活動…MOX燃料を適切に作るための仕組づくり
駐在員による巡視活動
MOX燃料の製造状況確認
私たち駐在員は、本年1月30日の初期製造開始前から渡仏し、メロックス工場敷地内の事務所を借りて、MOX燃料製造開始から巡視、検査などの品質保証活動に従事しています。メロックス社は、当社の品質保証活動を円滑に進めるために、専門チームを作り、そのメンバーが交代で、品質保証活動を実施する場所への案内や、現場の運転員などとの橋渡しをしてくれています。専門チームとのコミュニケーションは、英語で行っていますが、お互いが理解できるようにゆっくりと会話することを心がけています。専門チームのメンバーの中には、日本語を話せる人もいるので、より円滑なコミュニケーションが行える環境になっています。
駐在員とメロックス工場の専門チーム
現地スタッフとの打合せ