事業所・関連施設

若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 プルサーマル特集No.11 2011年2月
特集 プルサーマル

1 | 2 | 3

これまでと同様、安全・安心を積み重ね、プルサーマルの「安全文化」を構築します

安全性について。今後の取り組みや高浜発電所の役割を、どのように考えていますか

 MOX燃料を装荷したことで、安全性への取り組み方や姿勢が変わることはありません。これまでと同様、タイムリーにわかりやすく情報を公開し、地域の皆さまから信頼され、安心していただくことに努めていきたいと考えています。また、当社では、計画・実行・評価・改善といった一連の取り組みを繰り返すことで、常に仕組みの改善を行ってきました。高浜発電所3号機でもこの取り組みにより、さらにレベルの高い安全・安心を追求していきます。
 今後、高浜発電所3号機に続き高浜発電所4号機でもMOX燃料を装荷し、プルサーマルを実施する計画です。その際、これまでの経験や培った技術を活かしていくことになります。これからも当社のプルサーマル計画を着実に進めるためには、安全・安定運転の実績を積み重ねていくことが重要であると考えています。

高浜発電所3号機、原子炉起動時の様子
高浜発電所3号機、原子炉起動時の様子

関西電力 高浜発電所所長 長谷 泰行
関西電力 高浜発電所所長 長谷 泰行
1954年生まれ。80年関西電力入社後、大飯発電所運転員に。その後、大飯発電所機械保修課機械係長、南港発電所保修課長、大飯発電所次長、若狭支社安全管理本部品質保証グループ(当時)チーフマネジャー、原子燃料サイクル室原子燃料サイクル部長、原子力事業本部原子力企画部門原子力企画部長などを経て、2009年より高浜発電所所長。

最後に、地域の皆さまへのメッセージを

 プルサーマルは、エネルギー資源の乏しい日本にとって、限りあるウラン資源を有効に活用し、将来にわたって安定したエネルギーを供給するために欠かせない技術です。また、当社は低炭素社会の実現に向け、メインプレーヤーとして、プルサーマルを含め原子力発電を着実に推進していく必要があると考えています。
 これからも、当社の理念、「変わらぬ使命のために、変わり続けていく関西電力グループ」のもと、安全・安心を積み重ねることで「安全文化」を構築していきます。

企業情報