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越前若狭のふれあい 特別号 プルサーマル特集no.10 2010年9月
特集 プルサーマル

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これからも、一つ一つ着実にプルサーマル計画を進めていきます

これからMOX燃料による発電が始まりますが、今の心境をお聞かせください

高浜発電所
高浜発電所

 MOX燃料は、10月中旬から開始予定の3号機定期検査で原子炉に入れ、プルサーマル発電を行う予定です。そのためには、3号機工事計画(2010年7月23日に国へ申請)の認可を受けた上で、プルサーマル発電を行っても良いかどうかを確認する国の検査を受けなければなりません。この検査では、原子炉での燃料の配置や臨界(※2)状態にした上での制御棒の効き具合などを確認したり、設計通りに核分裂反応が起こっているかなどを確かめます。そして、調整運転を行い最終検査に合格すれば、いよいよプルサーマルの営業運転開始です。
 今は、最終検査の合格に向けた準備を進めるとともに、プルサーマル発電という新しい局面を迎え、所員一同より一層の安全確保に努めているところです。エネルギー資源の有効利用のためには、MOX燃料を使ったプルサーマルは不可欠だと考えています。そのためには、地域の皆さまからご理解とご協力を得ながら、一つ一つ着実に進めていかなければなりません。今後も、地域や社会から信頼される原子力発電所であるため、迅速な情報の発信に努めるとともに、安全・安心な発電所運営に取り組んでまいります。
(※2)臨界:原子炉内で、核分裂の連鎖反応が一定の割合で安定して継続している状態。


当社のプルサーマルの現状

◆輸入燃料体検査合格証の受領について
当社は、2010年8月12日、高浜発電所3号機用のMOX燃料8体について、経済産業省(国)より輸入燃料体検査の合格証を受領するとともに、受領について、福井県、高浜町に報告しました。
なお、検査に合格したMOX燃料8体は、10月中旬から開始予定の高浜発電所3号機第20回定期検査において原子炉に入れる予定です。

プルサーマル計画の進め方

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