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若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.30 2015年3月12日現在

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高浜発電所3、4号機の工事計画認可申請の補正書を提出しました

 当社は、平成27年2月2日、原子炉設置変更許可申請における詳細設計について、新規制基準に基づく技術基準を満足していることを原子力規制委員会に審査していただくため、重大事故等に対処するために使用する設備および設計基準事故に対処するために使用する設備について、審査会合等の結果を反映した各設備の詳細設計を追加・修正し、工事計画認可申請の補正書を提出しました。

工事計画認可申請補正内容のポイント(今回、新たに追加した内容)

高浜発電所1、2号機の特別点検を実施しています

 

 当社は、平成26年11月26日、高浜1、2号機について新規制基準に係る運転期間延長認可申請に必要な特別点検を実施することを決定し、12月1日から点検を行っています。(2月25日現在の進捗率は約7割)
 特別点検とは、法令に基づき運転開始後40年を超過するプラントの、運転期間延長認可申請を実施する場合にあらかじめ行う原子炉等の劣化状況等の点検のことで、当社としては、安全性確保のために必要な各種対策などを実施できる目処がついたことから、特別点検を実施することとしました。
 今後、特別点検結果を踏まえた上で、運転期間延長申請を行うか判断する予定です。なお、今年度内に原子炉設置変更許可を申請する予定です。

高浜発電所1、2号機の特別点検の概要

 

社外の有識者を主体とする「第7回原子力安全検証委員会」を開催しました
「美浜発電所3号機事故風化防止への取組み状況」「原子力発電のさらなる安全性向上に向けた取組み状況」について審議いただく

 

 当社は、平成26年11月17日に第7回原子力安全検証委員会(委員長・渡邉一弘氏〔弁護士〕)を開催しました。
 冒頭、渡邉委員長から、「美浜発電所3号機事故の再発防止対策が実施されているか」「風化防止が取り組まれ、継続的な改善が図られているか」「ここまで出来たから安全であると考えるのではなく、どこまで安全性を高めても、まだリスクは残っていることを常に意識し、原子力発電の安全性を持続的に向上させなければならないとの考え方が浸透し、活動が実施されているか」といった視点から検証するとのご挨拶をいただいた後、各議題について審議していただきました。
 当社は、引き続き社外有識者からの助言をいただきながら、規制の枠組みにとどまらず、自主的かつ継続的な安全性向上への取組みを着実に進めてまいります。

主なご意見

【美浜発電所3号機事故の風化防止への取組み状況】
本年度から新入社員を対象に美浜発電所3号機事故の研修を実施し、受講後にレポートを提出させているが、その言語情報から、研修のねらいと受講生の反応との関係を客観的に分析することも試みられたらどうか。
【原子力発電のさらなる安全性向上に向けた取組み状況】
原子力安全推進委員会は関西電力にとって重要な会議であり、主要な審議結果等については、委員会関係者だけでなく社内全体でも情報共有し、社内での理解をさらに深めることも大事ではないか。
安全対策等の取組み状況に関する監査においては、創意工夫している事例の結果だけを評価するのではなく、どのようなプロセスを経てそのような創意工夫に至ったのかというストーリーを監査することも検討してほしい。

渡邉委員長(左)と代谷副委員長(右)
渡邉委員長(左)と代谷副委員長(右)

 

第7回原子力安全検証委員会
第7回原子力安全検証委員会

 

原子力安全検証委員会の審議結果、ご意見の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
http://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/m3jiko/c_anzen/

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