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若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.26 2014年1月22日現在

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原子力発電所を津波から守るために
さまざまな安全性向上対策に取り組んでいます

 当社は、東京電力福島第一原子力発電所事故のような津波が来襲しても同様の事故を起こさないために、事故直後から原子力発電所の安全上重要な施設の扉を水密扉に取り替える等の緊急安全対策を実施し、その後も津波に対する原子力発電所の更なる安全性・信頼性の向上という観点から防潮堤や防護壁の設置等、さまざまな安全性向上対策に全力で取り組んでいます。

防潮堤を設置し、津波による浸水から発電所を守る

美浜発電所で標高11.5m(高さ約5.5m)、長さ約100mの防潮堤を設置

 津波が直接到達する若狭湾外海側に標高11.5m、長さ約100mの防潮堤を設置しました(平成25年11月完成)。また、外海側から内海側へ回り込んだ津波による浸水を防ぐために丹生(にゅう)湾側には標高6m(高さ約2.5m)、総延長距離約1.4kmの防潮堤の設置工事を実施しています。
若狭湾外海側の防潮堤(断面図)

若狭湾外海側の防潮堤(標高11.5m)

高浜発電所で防潮堤設置工事を実施中

 原子炉建屋や非常用ディーゼル発電機等の安全上重要な施設や緊急時対策所へのアクセスルート等への津波による浸水を防ぐために標高6m(高さ約2.5m)の防潮堤等の設置工事を実施しています。
防潮堤設置工事の様子
防潮堤設置工事の様子

各発電所での防潮堤設置の進捗状況

既存の防波堤をかさ上げし、津波の衝撃力を軽減して発電所を守る
大飯発電所で既存の防波堤を3mかさ上げ

 標高5mの既存の防波堤を、標高8mにかさ上げしました(平成25年8月完成)。かさ上げ工事では、コンクリートかさ上げ部の打設、消波ブロックの設置、補強工事等を実施しました。
かさ上げ工事

既存防波堤かさ上げ(標高5mから8m)

  防波堤と防潮堤は、どう違うのですか?     海上沿岸部に設置されるものが防波堤、陸地に設置されるものが防潮堤です。防波堤は津波の衝撃力を軽減し、防潮堤は浸水を防ぐことを目的にしています。
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