事業所・関連施設

若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.20 2013年1月25日現在

1 | 2 | 3 | 4

若狭湾沿岸で原子力発電所の安全性に影響を与えるような津波の痕跡は認められませんでした 津波堆積物の調査結果を原子力規制委員会に報告

 当社、日本原子力発電株式会社、独立行政法人日本原子力研究開発機構の3社は、平成23年10月24日から、若狭湾沿岸の津波の痕跡に関するデータ拡充を図ることを目的として、津波堆積物調査を実施しており、平成24年12月18日に、この調査における完新世(約1万年前以降)に関する評価結果を原子力規制委員会に報告しました。調査の結果、当社原子力発電所の安全性に影響を与えるような津波の痕跡は認められませんでした。
 当社は、今後も引き続き、地震や津波に関する情報の収集を行ってまいります。

三方五湖周辺、猪ヶ池で津波堆積物の有無を評価しました
猪ヶ池から採取した
ボーリング試料

猪ヶ池から採取したボーリング試料
■ボーリング地点
・久々子湖5箇所、中山湿地1箇所、菅湖1箇所
・久々子湖東方陸域8箇所(早瀬、久々子・松原、坂尻)
・猪ヶ池6箇所
■方法
ボーリングで試料を採取し、X線CTスキャン、肉眼観察、微化石分析等により、海から運ばれた砂層などの痕跡を調査し、津波堆積物の有無を評価
水上ボーリング(久々子湖)
水上ボーリング(久々子湖)

評価の結果、当社原子力発電所の安全性に影響を与える
ような津波の痕跡は認められないことを確認しました

■評価結果の概要
評価結果の概要

福井県原子力発電所準立地市町連絡協議会各市町との安全協定を改定しました
「損害の補償」※2、「 原子力防災対策」※3等の条項を新たに追加

安全協定改定の締結式の様子(平成24年12月25日)

 当社、日本原子力発電株式会社、独立行政法人日本原子力研究開発機構の3社は、平成23年8月、福井県原子力発電所準立地市町連絡協議会(以下、準立地協)から、「安全確保等に関する協定書」の見直しに関する要請を受け、協議を始めました。
 その後、準立地協との協議により「損害の補償」、「原子力防災対策」等の条項を新たに追加した上で、平成24年12月25日に準立地協の各市町(若狭町、小浜市、南越前町、越前町)との安全協定を一部改定し、締結しました。
 当社は、この協定に基づいて地域の皆さまの更なる安全・安心の確保に向けて着実に運用してまいります。

  • ※2 損害の補償…原子力発電所の運転等に起因して地域住民に損害を与えた場合は、誠意をもって補償することとしています。
  • ※3 原子力防災対策…原子力防災対策の充実強化、的確かつ迅速な連絡体制の整備や教育訓練の実施、及び隣接市町が実施する地域防災対策に積極的に協力することとしています。

改定した安全協定の詳細については、当社ホームページをご覧ください。
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/1225-1j.html)

企業情報