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お伝えします!原子力発電所の廃止措置の状況

現在、当社の原子力発電所の中で、美浜発電所1、2号機、大飯発電所1、2号機の廃止が決定しています。大飯発電所1、2号機は美浜発電所1、2号機に続き、2019年12月11日に、廃止措置計画認可申請について原子力規制委員会から認可をいただき、廃止措置を実施しています。今回は、廃止措置について寄せられたご質問についてお答えします。

Q1:原子力発電所の廃止措置はどうやって進める? A:約30年をかけて、4つの段階に分けて進めていきます。

廃止措置を進めるにあたっては、廃止措置計画に基づき、放射性物質の汚染拡大防止対策や漏えい防止対策、被ばく低減対策、労働災害の防止対策などを講じながら、安全最優先で進めていくとともに、地元企業の参入促進等の地域振興に貢献していきます。

(例)大飯発電所1、2号機の工程

大飯発電所1、2号機は除染(放射性物質の除去)の準備作業を行いながら、2次系設備の解体撤去作業を進めているところです。(2020.8月末時点)

※2次系とは、放射性物質を含まない系統のこと。

Q2:先に廃止措置を行っている美浜1、2号機はどんな状況なの? A:現在は、2次系設備の解体撤去作業を進めているところです。

廃止措置を2017年4月から開始しており、放射性物質を取り除く除染作業を2018年3月に、残存放射能調査作業を2019年10月に完了しています。

美浜発電所1号機低圧タービンロータ撤去

Q3:廃止措置で出た廃棄物はどうするの? A:解体に伴い発生する大部分の廃棄物は、できる限りリサイクルしていきます。

原子力発電所の解体に伴い発生する廃棄物の大部分は「放射性廃棄物でない廃棄物」と「放射性物質が少なく、放射性廃棄物として扱う必要のないもの(クリアランス対象物)」であり、それらは資源の有効利用の観点からできる限りリサイクルしていきます。

(例)大飯発電所1、2号機の廃棄物の推定発生量

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