原子力発電について
公開情報


概要

 高浜1号機では、炉内の中性子束測定用の検出器が通過できるよう、原子炉容器の下部に取付けられた管台(原子炉容器炉内計装筒管台)が、50本あります。この管台は美浜2号機等の高経年化対策報告書でも、インコネル600合金製であり、溶接時の残留応力が比較的高いため、運転を継続する間に、応力腐食割れ(SCC)の発生可能性は否定できないとされています。
 同様な管台として、温度条件がより厳しい原子炉容器上蓋の管台部では、海外プラントでSCCが発生しており、当社では上蓋取替等保全対策を実施しています。(当社ホームページに掲載済
 なお、炉内計装筒管台については、今までに国内外PWRプラントでSCCの報告事例はありませんが、当社では全プラントにおいて保全対策を実施済みです。


SCCの発生要因


 当社では、SCCの発生を抑制する観点から、SCCの発生要因の一つである応力を緩和するため、ウォータージェットピーニング(WJP)を適用しました。


高圧ジェット水を用いて、管内表面の応力を緩和
高圧ジェット水を用いて、管内表面の応力を緩和


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