原子力発電について
公開情報
原子力情報センター(KNIC)
6.解説
A.海塩に起因する応力腐食割れ |
|
塩化物付着のような環境条件で生ずることが多く、結晶粒の内部を横切るような形で発生・伝播する応力腐食割れの一種です。 |
|
|
B.建設時の塩害対策 |
|
配管の据付が完了するまで、ステンレスの表面に海塩が付着しないよう細心の注意を払っています。 |
|
○ |
配管をビニールシートなどで梱包し、外気に接触しないようにしています。また、定期的にパトロールを行い、保管状態を確認しています。 |
|
○ |
配管を溶接するときにはビニールシートを取り外しますが、取り外す範囲は必要最小限にとどめ、作業完了後は速やかに復旧しています。 |
|
○ |
建物の内部に外気中の塩分が直接流入しないための設備(塩分補集フィルタ)を建設時から設置し、建物内での塩分付着を極力おさえています。 |
|
○ |
配管の据付完了後にビニールシートを取り外し、配管表面の洗浄を行うとともに配管表面の塩分濃度を確認しています。 |
|
|