原子力発電について
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2.最近の保全実績

 過去10年程度のタンク外面の点検結果では、屋根部と胴部に指示が認められ、それぞれ以下の手入れを行いました。
 
(1)屋根部の手入れ
  a. 深さの小さい指示は、グラインダーにより除去し、再検査で指示のないことを確認後、再塗装して復旧しました。
  b. 深さが大きくグラインダーにより除去できない指示は、補修溶接を行い、再検査で指示のないことを確認後、再塗装して復旧しました。
  c. 微小な円形指示(ブローホール)等は、タンクの健全性に影響がないため、再塗装して復旧しました。
 
(2)胴部の手入れ
  d. 深さの小さい指示は、グラインダーにより除去し、再検査で指示のないことを確認後、再塗装して復旧しました。
  e. 微小な円形指示(ブローホール)は、タンクの健全性に影響がないため、再塗装して復旧しました。

<表2 最近の保全実績>
プラント 定検回次
(点検時期)
点検手入れの状況
点検範囲 部位 指示箇所数 手入れ状況
(a〜eは手入れ方法を示す)
美浜1号機
(取替前)
第13回
(H5.7〜H5.8)
タンク胴の
溶接部4溶接線
2箇所/
2溶接線
高浜1号機 第15回
(H6.10〜H6.11)
タンクの
全溶接部
屋根 9箇所/
4溶接線
a,b
25箇所/
14溶接線
高浜1号機 第20回前
(H12.10〜H12.11)
タンク屋根の
溶接部5溶接線
屋根 11箇所/
3溶接線
高浜2号機 第14回
(H6.3)
タンクの
全溶接部
屋根 4箇所/
1溶接線
10箇所/
5溶接線
大飯1号機 第12回
(H6.12〜H7.5)
タンクの
全溶接部
屋根 15箇所/
11溶接線
a,b,c
3箇所/
3溶接線
大飯2号機 第13回
(H9.4〜H9.9)
タンクの
全溶接部
屋根 1箇所/
1溶接線
指示なし -
 点検結果は「電気工作物の溶接に関する技術基準の解釈」に基づく判定基準を準用しています。 なお、屋根については耐圧部ではないので適用外としています。



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