原子力発電について
公開情報


概要

 平成3年9月、フランスのブジェー発電所3号機において、原子炉容器上蓋の管台部から1次冷却水が漏えいするトラブルがありました。原因は、インコネル600合金製管台に発生した軸方向の応力腐食割れ(SCC)でした。その後も、フランス、スウェーデン、スイス等のプラントで同様の損傷が発生しました。
 海外で発生したこのようなトラブル事例に対して、当社では、保全対策を早めに実行することを基本方針とし、平成5年から7年にかけて、各プラントの渦流探傷検査(ECT)を順次実施しました。また、平成8年から13年にかけて、各プラントで上蓋取替またはSCC抑制対策(上蓋頂部温度低減)を実施しました。

図1:フランス・ブジェー3号機の損傷状況


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