大飯発電所3号機の発電機自動停止に関する原因と対策について
大飯発電所だより2026年10月
大飯発電所3号機の発電機自動停止に関する原因と対策について
大飯発電所3号機(定格熱出力一定運転中)において、2026年8月8日23時56分に「界磁喪失」警報※1が発信したことから、発電機が自動停止し、これに伴い、原子炉も自動停止しました。なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
地域の皆さまにはご心配とご不安をお掛けしたことを、心よりお詫び申し上げます。
今回の事象の原因は下段に記載のとおりであり、今後、損傷した励磁機※2を取り替えるとともに、取替えにあたっては、絶縁が損なわれたことへの対策として、絶縁樹脂を放熱板側面に塗布することとします。
当社としては、今回の事象の再発防止対策の徹底に最優先で取り組むとともに、引き続き、一層の緊張感を持ち、安全を最優先に原子力事業の運営に全力で取り組んでまいります。
- ※1:発電機内の磁界が失われた際に発信する警報
- ※2:発電機に磁界を発生させるための装置
推定原因
- ①励磁機外から流入するタービン建屋内の空気中に含まれる導電性の粉じんが、放熱板(平形)周辺の絶縁部に付着し徐々に堆積しました。
- ②軸接地検出ブラシの欠損により生じた導電性のブラシ片が回転整流器内へ流入し、付着したことで絶縁が損なわれました。
- ③放熱板(平形)と整流器ホイール間で絶縁部の表面に沿って放雷が起こり、短絡が発生しました。
- その後、短絡に伴うアーク放電により、回転整流器の内部部品が溶け、導電性を有する物質が飛散・付着することで短絡箇所が拡大した結果、複数の保護用ヒューズが動作し、発電機の界磁喪失に至ったと推定しています。
また、大飯発電所3号機は10月5日から第22回定期検査を開始しました。本定期検査を通じて、設備の信頼性向上を図るとともに、引き続き安全・安定運転に万全を期してまいります。



