事業所・関連施設

若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.36 2016年2月9日現在

1 | 2

高浜発電所3号機が発電、送電を開始しました 引き続き、強化した監視体制のもと、安全を最優先に工程を慎重に進めてまいります

高浜3号機発電、送電開始(並列)時の中央制御室の様子(2月1日)
高浜3号機発電、送電開始(並列)時の
中央制御室の様子(2月1日)

高浜4号機燃料装荷作業の様子(1月31日)
高浜4号機燃料装荷作業の様子(1月31日)

 当社高浜発電所3号機は、平成28年2月1日14時に発電、送電を開始しました。
 高浜3号機は、平成24年2月20日から定期検査を実施しておりましたが、本年1月29日17時に原子炉を起動※1、2月1日14時に発電、送電を開始(並列※2)しました。
 2月4日に定格熱出力一定運転※3となり、2月26日には、原子力規制委員会の総合負荷性能検査を受けて本格運転※4を再開する予定です。
 今後も引き続き、国の検査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、当社のみならず、メーカや協力会社と連携し、強化した監視体制のもと、安全を最優先に工程を慎重に進めてまいります。
 当社は、福島第一原子力発電所のような事故を二度と起こさないという強い決意のもと、徹底した安全対策に努め、規制の枠組みにとどまらない、原子力発電所の安全性のさらなる向上に、全社を挙げて取り組んでまいります。

※1 原子炉起動…臨界に向けて制御棒の引き抜き作業をすること

※2 並列…発電機と送電系統をつなぎ、送電を開始すること

※3 定格熱出力一定運転…原子炉の熱出力を定格値で一定となるよう運転すること

※4 本格運転…原子力規制庁の最終検査(総合負荷性能検査)合格後に運転すること

高浜発電所4号機の燃料装荷を行いました

 高浜発電所4号機は、1月31日より原子炉への燃料装荷作業を実施し、2月3日、157体全ての燃料装荷作業が終了し、2月下旬の原子炉起動に向け、順次工程を進めていきます。なお、本格運転は3月下旬を予定しています。


「第9回原子力安全検証委員会」を開催しました 万が一の避難でも混乱しないための地域との地道なコミュニケーションの重要性等について助言をいただきました

第9回原子力安全検証委員会
第9回原子力安全検証委員会

 当社は、平成27年11月27日に第9回原子力安全検証委員会※1(委員長・渡邉一弘氏〔弁護士〕)を開催しました。
 冒頭、渡邉委員長からは、風化防止が取り組まれ、継続的な改善が図られているか等について各委員から、専門分野の眼、あるいは社会一般の眼から活発かつ忌憚のないご意見、ご助言をいただきたいとのご挨拶をいただいた後、「美浜発電所3号機事故の再発防止対策の発展的な再整理状況」「ロードマップ※2の詳細計画の整備状況および進捗状況、ならびに社達『原子力発電の安全性向上への決意』の理念を踏まえた具体的な実施状況」について審議していただきました。

主なご意見

【美浜発電所3号機事故の再発防止対策の発展的な再整理状況】

美浜発電所3号機事故再発防止対策の見直しの中において、「継続」と記載されているが、この「継続」という表現では、単に同じことを繰り返しているようにみえるので、バージョンアップしてきているものは、そのことを明確にしていただきたい。

(多くのご意見の中から一部を掲載)


【ロードマップの詳細計画の整備状況および進捗状況、ならびに社達の理念を踏まえた具体的な実施状況】

防災訓練・避難訓練にあたっては、自治体への協力内容を明確にするとともに、具体的な項目に絞った訓練を実施し、内容を丁寧に説明することによって、万一避難するようになった場合でも地域の人々が混乱に陥らないようにしてほしい。防災訓練・避難訓練に関して、地域と地道に定期的にコミュニケーションを図っていくことが非常に重要である。

(多くのご意見の中から一部を掲載)

※1 原子力安全検証委員会…「美浜発電所3号機事故再発防止対策」「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み」「安全文化醸成活動」について検証・助言をいただくための社外有識者を主体とした組織

※2 ロードマップ…「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実」のことであり、平成27年上期の進捗状況については、当社ホームページに掲載しています。

原子力安全検証委員会の審議結果、ご意見の詳細は、原子力安全検証委員会ページをご覧ください。

次のページへ>>

企業情報