事業所・関連施設
原子力事業本部
若狭トピックス
当社は、平成25年5月9日、大飯発電所3、4号機の更なる安全性・信頼性向上のための対策(平成25年3月末時点)の実施状
況を経済産業大臣に報告※しました。原子力安全・保安院が東京電力福島第一原子力発電所事故の技術的知見に関する国の審議
会での議論を踏まえて取りまとめた30の安全対策については、計画通りに進んでおり、今回、新たに5項目の対策が完了しました。
当社は、安全対策の早期完了に向けて最大限努力していくとともに、今後、新たな知見が得られた場合は、迅速かつ的確に必
要な対策を自主的に策定するなど、原子力発電所の安全性・信頼性の向上に全力で取り組んでまいります。
※平成24年4月6日に国が策定した「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」に基づき、当社が、4月9日に経済産業大臣に報告した「大飯発電所3、4号機の更なる安全性・信頼性向上のための対策の実施計画」の実施状況について、四半期毎に報告しています。
平成25年3月末までに新たに完了した5項目
第4回原子力安全検証委員会
当社は、平成25年4月26日に第4回原子力安全検証委員会※(委員長佐藤信昭氏〔弁護士〕)を開催しました。
今回は、当社から豊松原子力事業本部長が出席し、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえた原子力発電所の安全性向上に向けた取組みを説明するとともに、美浜発電所3号機事故の再発防止対策や安全文化醸成活動の実施状況等について審議を行いました。
審議の結果、「美浜発電所3号機事故再発防止対策については、各対策項目毎に達成目標を定め、日常業務として継続的に改善しており風化の兆しは見られなかった」、「安全文化醸成活動については、原子力を取り巻く厳しい環境を踏まえた取組みが継続的に実施されている」、「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組みについては、安全性・信頼性向上対策が各原子力発電所で計画通り実施されていた。また過酷な条件を想定した訓練等を行い、評価・改善する等、実効性を高める活動が継続的に実施されていた」等の評価をいただきました。
当社は、原子力発電の信頼を回復するため、規制の枠組みにとどまらず、自主的かつ継続的な安全性向上への取組みを着実に進めてまいります。
※原子力安全検証委員会…「美浜発電所3号機事故再発防止対策」、「安全文化醸成活動」、社長の決意表明である「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み」について確認・助言 を行うための社外の有識者を主体とした組織
原子力安全検証委員会の審議結果、ご意見の詳細は、以下のページをご覧ください。
(http://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/m3jiko/c_anzen/)