事業所・関連施設

若狭トピックス

越前若狭のふれあい 特別号 NO.21 2013年2月22日現在

1 | 2 | 3 | 4

(2)原子力安全・保安院がストレステストの審査において「一層の取組みを求めた事項」のうち新たに1項目が完了
 平成24年2月13日に原子力安全・保安院から出された「大飯発電所3、4号機ストレステスト(一次評価)の審査におい て一層の取組みを求めた事項」について、新たに1項目の対策(空冷式非常用発電装置の分散配置)が完了しました。

左:新たに完了した項目 右:実施中の項目

これまでに完了した項目

社外の有識者を主体とする「第3回原子力安全検証委員会」を開催しました 当社原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み状況を審議

第3回原子力安全検証委員会
第3回原子力安全検証委員会

 当社は、平成25年1月31日に第3回原子力安全検証委員会を開催しました。今回は、「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み状況」について審議を行いました。
 当社は、原子力発電の信頼を回復するため、規制の枠組みにとどまらず、自主的かつ継続的な安全性向上への取組みを進めてまいります。

  • 原子力安全検証委員会…「美浜発電所3号機事故再発防止対策」、「安全文化醸成活動」、社長の決意表明である「原子力発 電の自主的・継続的な安全への取組み」について確認・助言を行うための社外の有識者を主体とした組織
主な審議結果

【原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み状況】
安全性・信頼性向上対策に着実に取り組んでいることを確認いただく

  • 「大飯発電所3、4号機の更なる安全性・信頼性向上対策」については、委員が大飯発電所3、4号機を視察するなどし、着実に取り組んでいることを確認した。
  • 東京電力福島第一原子力発電所事故の各種調査報告書から安全性向上対策のチェック・レビューはもとより、意識、企業風土等の安全文化にかかる指摘事項を抽出・議論し、安全文化評価の枠組みへの反映を進めていた。
  • 今後も関西電力は、国内外の最新知見を活かすなどし、更に原子力発電の安全性の向上に自主的・継続的に取り組むとしており、その状況を本委員会は確認していく。

《社外委員からの主な意見》

  • 事業者の自主規制と国の規制というダブルチェックが働いていることが、国民の信頼を高めると思う。そのため、独立組織として設立した原子力安全推進協会(JANSI)が強い権限を持ち、JANSIから指摘されたことを事業者はきっちり受け止めていくことをアピールしていくことが大事である。
  • 世界原子力発電事業者協会(WANO)から、海外で良好とされる取組みや事例として言われたことをそのまま受け入れるのではなく、関西電力として、今のやり方の方が良いと考えていることがあれば、逆に提案していくぐらいの姿勢があることが、狙いとしている更なる安全性の向上に繋がると思う。
  • 原子力安全推進協会(JANS I )…東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえ、万が一の過酷事故(シビアアクシデント)対策を含む原子力発電所の安全性を一層向上させることを目的として、平成24年11月15日に発足した新組織

原子力安全検証委員会の審議結果、ご意見の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
http://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/m3jiko/c_anzen/)

企業情報