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地質・地盤調査(平成18年8月〜平成20年3月)は、海上では音波探査等を、また陸地ではボーリング調査や地面に溝を掘って直接断層を確認するトレンチ調査等、詳細な調査を実施しました。 そのデータに基づいて、活断層と考えられる特微的な地形の有無を調査したり、別々の断層が地下でつながっている可能性なども想定し、活断層の規模をより厳しい判断基準で評価しました。
発電所構内での ボーリング調査
詳細な地質・地盤調査の結果から、発電所の敷地に最も影響を及ぼすと考えられる活断層として、美浜発電所においては「若狭湾東部のC断層」(活断層の長さ:約18km)、高浜発電所・大飯発電所においては「若狭湾西部のA断層(Fo-A)」(活断層の長さ:約23km)を選定し、地震による揺れの強さや大きさを評価しました。美浜発電所・大飯発電所は最大加速度600ガル、高浜発電所は最大加速度550ガルの基準地震動(従来の約1.5倍)を策定しました。
数字は最大加速度:単位=ガル *ガルとは 地震動の加速度の単位。揺れの強さを震度よりも正確に表す。これにより、発電所に与える地震動の大きさが分かる。
●地震の揺れの強さの解析の流れについて(イメージ図) 新指針に照らした地質・地盤調査結果から策定された基準地震動に対して、各施設個々の揺れの強さを解析しました。