事業所・関連施設
美浜発電所
美浜発電所だより

2022年6月15日発行
美浜発電所1,2号機は、これまでに実施した残存放射能調査の結果や2次系設備の解体状況等を踏まえ、今後実施する工事等について、具体的な作業の内容を計画に反映するため、廃止措置計画の変更認可申請を行い、2022年3月23日に認可を受けました。これにより、2021年度に第1段階(解体準備)を終了し、2022年度から第2段階(原子炉周辺設備解体撤去)を開始しました。
現在は、第1段階に引き続き実施している2次系設備(タービン建屋内機器)の解体撤去や新燃料の搬出作業に加え、原子炉周辺設備の解体撤去に向けた準備を進めています。
- 【廃止措置工程イメージ図】
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関西電力男女ボート部が大活躍!!
5月12日~15日に東京都 海の森水上競技場で行われた「第100回全日本選手権」に関電ボート部が出場し、好成績を収めました。
大会成績
<男子:出場選手>
◆シングルスカル・・・2位
武田 匡弘選手(美浜発電所)
◆ダブルスカル・・・5位
川渕 蓮選手(美浜発電所)、山口 遥平選手(調達本部)
<女子:出場選手>
◆シングルスカル・・・5位
川村 海選手(美浜発電所)
◆ペア・・・優勝
高野 晃帆選手(原子力事業本部)、清水 空選手(美浜発電所)
◆軽量級ダブルスカル・・・3位
新田 明美選手(社外)、馬野 彩加選手(原子力事業本部)
◆エイト※立命館大学チームに参加・・・優勝
高野 晃帆選手(原子力事業本部)、清水 空選手(美浜発電所)
(競技種目)
シングルスカル:1人でオール2本 / ダブルスカル:2人でオール2本ずつ
ペア:2人でオール1本ずつ / エイト:8人でオール1本ずつ
社外有識者を主体とする
「第24回原子力安全検証委員会」を開催しました
美浜発電所3号機事故(※1)再発防止対策の取組状況等について社外有識者の方々に審議していただきました
当社は、6月1日に本店(大阪市)と東京支社をオンラインでつなぎ、社外有識者の方々を主体とする原子力安全検証委員会(※2)を開催しました。
委員会では、「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取組みのさらなる充実(ロードマップ)の取組状況」や「美浜発電所3号機事故再発防止対策の取組状況」等について審議していただき、委員の方から「協力会社とのコミュニケーションは、多様な意見を聞くことができる点で大事な活動。」「コミュニケーションは大切であり、その前提として安全最優先の理念の共有が非常に重要。これを継続してほしい。」等のご意見をいただきました。
当社は、今後も社外有識者の助言をいただきながら、原子力発電のたゆまぬ安全性向上に取り組んでまいります。
- ※1:美浜発電所3号機事故 …2004年8月9日に発生させてしまった美浜発電所3号機タービン建屋での2次系配管破損事故。
- ※2:原子力安全検証委員会…「美浜発電所3号機事故再発防止対策」「原子力発電の自主的・継続的な安全への取組み」
「原子力の安全文化醸成活動」について助言等をいただくための社外有識者を主体とした組織。
さぶとね法要
5月17日にさぶとね法要が行われました。
美浜発電所構内に「さぶとね長者の墓」と呼ばれる石塔があります。発電所ができる前からこの場所にあったもので、毎年、春先になると、地元丹生区の漁業に携わる方たちにより安全と豊漁を祈願する施食会(※)が行われます。発電所関係者も毎年参列し、墓前法要を営んでいます。
※施食会(せじきえ)
飢餓に苦しんで災いをなす鬼衆や無縁の亡者の霊に飲食を施す法会
新型コロナウイルスワクチン3回目職域接種を実施
3月~6月にかけて、新型コロナウイルスワクチンの接種を希望する当社従業員と協力会社従業員の約1,300人に対し、3回目の職域接種を実施しました。
引き続き、新型コロナウイルス感染対策を徹底し、感染拡大防止に努めてまいります。
地域イベントに参加しました
◇美しい浜プロジェクト in 水晶浜
4月17日に実施された「美しい浜プロジェクトin水晶浜」に美浜発電所からも参加しました。美浜の名にふさわしい海岸になるよう、冬に流れ着いた海岸沿いの大量のゴミを地元の皆さんと協力して回収しました。
◇県道白木線一斉清掃
第34回美浜・五木ひろしふるさとマラソン開催に向け、コースとなっている県道白木線で4月26日に実施された一斉清掃に参加しました。美浜発電所からは従業員と協力会社の方、合わせて約80人が参加し、マラソンやウォーキングの参加者の皆さんに気持ちよく参加していただけるよう清掃しました。
◇第34回 美浜・五木ひろしふるさとマラソン
5月8日に第34回美浜・五木ひろしふるさとマラソンが開催されました。当日は、県内の参加者約430名が美しい景色を堪能しながら、爽やかな汗を流しました。今年は、美浜発電所の丹生大橋がウォーキングコースとして初めて設定され、当社はウォーキングコースの補助や救護等のスタッフとしても大会運営に協力しました。
◇若狭・三方五湖ツーデーマーチ
5月21日・22日に第30回若狭・三方五湖ツーデーマーチが開催されました。
当社は、美浜発電所のコーナーを出展し、参加者の皆さんにエネルギーや原子力発電についてご説明させていただきました。
おしえてマップ君! 日本のエネルギー事情
日本はエネルギーの大量消費国でありながら、エネルギー自給率がわずか11.2%(2020年度)と先進国の中でも極めて低く、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っていますが、世界的にもロシアによるウクライナ侵攻を受けて、エネルギー安全保障上の危機が生じている状況です。
また、地球温暖化の主な原因となるCO2等の温室効果ガスの排出量削減目標として、日本は2030年度までに46%削減(2013年度比)することを掲げています。日本のCO2排出量の約4割を電力分野が占めているため、目標達成には、発電の脱炭素化が必要です。
<エネルギーミックスが重要!>
原子力、水力、再生可能エネルギー、火力とさまざまな電源がありますが、エネルギー資源の乏しい日本では、固有の電源に頼るのはリスクが高いため、さまざまな電源の特徴を理解したうえで、バランスよく組み合わせる「エネルギーミックス」が大切です。この「エネルギーミックス」を考えるうえで重要となるのが「安全確保(S)」を大前提とした、「エネルギーの安定供給」、「経済性」、「環境保全」(3E)の「S+3E」の同時達成です。
●各電源の特徴(メリット・デメリット)
※再生可能エネルギーを使った発電設備を増やすには、既存の送電線・配電線では容量が足りないため、
容量を増強する必要があります。
<関西電力グループの取組み ゼロカーボンビジョン2050>
当社グループは、持続可能な社会の実現に向け『ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー』として、安全確保を前提に安定供給を果たすべくエネルギー自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため、発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロとすることを宣言しました。
<原子力の取組み>
原子力については、安全最優先を大前提に、最大限の活用に向け、取り組んでまいります。足元は原子力発電所の運用高度化を図りつつ、次世代軽水炉などによる新増設・リプレースの実現に向けた検討を進めるなど、原子力のさらなる可能性の拡大を目指します。
美浜原子力PRセンターからのお知らせ
VR(バーチャル・リアリティ)見学映像をリニューアルしました!
美浜発電所3号機の安全対策工事後の構内の様子等をVRを使用して見学していただけます!中に入って見学ができない原子炉建屋内やタービン建屋内等も360°の映像でご覧いただけますので、ぜひ、ご来館の際は体験してみてください!
※新型コロナウイルス感染対策として実施していない場合がございます。
美浜原子力PRセンターへお問い合わせください。
<VR見学会の様子>
回廊展のおしらせ
○「第24回美浜町押し花アート作品展」
期 間:2022年6月19日(日)~2022年7月10日(日)
代表者:中西さま
内 容:押し花額絵やバラを使用した作品などを展示します。
○「第14回美浜中学校作品展」
期 間:2022年7月17日(日)~2022年8月7日(日)
代表者:田中さま
内 容:美浜中学校の生徒が美術の授業や部活動で
制作した作品を展示します。
美浜原子力PRセンター内に新カフェがオープン!
6月1日に美浜原子力PRセンター内にカフェ『NEU 』がオープンしました!
こちらのカフェでは、こだわりのコーヒーを中心に、こだわりレシピの定食などもお楽しみいただけます♪
その中でもおすすめは、週末に数量限定発売(予定)の「カスクルート」というバゲットサンド!
天気の良いときは、水晶浜を眺めながら素敵なチルタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?
<営業時間>café 9:30~17:00(LO.16:30)
lunch 11:30~14:00(LO.13:30)
<定 休 日>隔週日曜日、毎週月曜日、年末年始(12/29~1/3)
※詳しくはお問い合わせください。
美浜原子力PRセンター 福井県三方郡美浜町丹生66
<開館時間>9:00~17:00(入館無料)
<休館日>月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
<お問合せ先>0770-39-1210