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お伝えします!原子力発電所の廃止措置の状況

現在、当社の原子力発電所の中で、美浜発電所1、2号機、大飯発電所1、2号機の廃止が決定しています。美浜発電所1、2号機は2017年4月に、大飯発電所1、2号機は2019年12月に、廃止措置計画について原子力規制委員会から認可をいただき、廃止措置を実施しています。
美浜発電所1、2号機について、2022年度から管理区域内の解体という新たな段階に入るにあたり、このたび廃止措置計画の変更を原子力規制委員会に申請しましたので、その内容についてお伝えします。

Q1:原子力発電所の廃止措置はどのように実施しているの? A:美浜発電所1、2号機では約30年の期間を4つの段階に分けて実施しています。

美浜発電所1、2号機の場合 表

2021年7月時点では配管や機器などに付着した放射性物質を取り除く系統除染、施設内にどれだけの放射能が残っているかを調査する汚染状況調査が完了しており、2次系設備の解体撤去および新燃料の搬出を実施しています。

※2次系とは放射性物質を含まない系統のこと。

2次系設備の解体撤去(例)

Q2:今後どのような工事を実施するの? A:現在実施している2次系設備の解体撤去を継続するとともに、来年度からは原子炉周辺設備の解体撤去を行います。

管理区域内設備の解体に着手するため、作業員の被ばく低減や汚染防止など必要な対策を実施していきます。

第2段階で実施される解体工事(美浜発電所1、2号機)

Q3:廃止措置で出た廃棄物はどうするの? A:解体に伴い発生する大部分の廃棄物は、できる限りリサイクルしていきます。

原子力発電所の解体に伴い発生する廃棄物の大部分は「放射性廃棄物でない廃棄物」と「放射性物質として扱う必要のないもの(クリアランス物)」であり、それらは資源の有効利用の観点からできる限りリサイクルしていきます。

美浜発電所1、2号機の廃棄物の推定発生量

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