事業所・関連施設
原子力事業本部
高浜発電所だより

高浜発電所長
棚橋 晶
日頃より高浜町の皆さまには、発電所の運営にご理解、ご支援を賜り誠にありがとうございます。
高浜発電所は、昭和49年(1974年)の1号機運転開始以来、11月14日に50年の節目を迎えます。
半世紀にわたり、この地、高浜町から日本のエネルギーを支えてこれましたのも、地元高浜町の皆さまのご理解の賜物でございます。重ねて御礼申し上げます。
私たち発電所員全員は一丸となり、着実に4基の原子炉の安全で安定した運転を維持し、社会の皆さまの「あたりまえ」を守り、幸せと便利な暮らしを支え続けます。
今後も、脱炭素社会の実現に向けて、「原子力のトップランナー」としての誇りを忘れず、電力の安全・安定供給に力を尽くしてまいります。
号機 | 電気出力(kW) | 運転状況 |
---|---|---|
1号機 | 82.6万 | 運転中(次回定期検査予定 2025年9月7日~) |
2号機 | 82.6万 | 運転中(次回定期検査予定 2024年11月6日~) |
3号機 | 87.0万 | 運転中(次回定期検査予定 2025年2月22日~) |
4号機 | 87.0万 | 運転中(次回定期検査予定 2025年5月29日~) |
顔の見えるコミュニケーション活動を展開中!
「ふぐまつり」に参加しました
10月19日、「ふぐまつり・産業まつり・漁港周年イベント」が高浜漁港周辺で、一部内容を変更して開催されました。
当日は、あいにくの天気でしたが、地元の特産品販売、高浜町商店連合会加盟施設で使えるプレミアム商品券、若狭ふぐ鍋・若狭ふぐのから揚げ販売などがあり、雨が降る中にもかかわらず、ご家族づれなど約500名のお客さまがお越しになりました。
午前中のみの開催となり短い時間ではありましたが、たくさんのお客さまが高浜名物のひとつである冬の味覚のふぐの美味に舌鼓を打っておられました。
高浜発電所からは、ふぐまつりのPRや販売のお手伝いなど運営スタッフとして参加させていただきました。
若狭ふぐ鍋・若狭ふぐのから揚げの販売コーナー
ふぐガチャガチャコーナー
使用済燃料対策ロードマップに係るご報告
当社は、原子力発電所から出る使用済燃料の搬出を着実に実施していくための使用済燃料対策ロードマップを昨年10月に公表しました。このロードマップに示した具体的な取組みの一つとしている、日本原燃が青森県六ケ所村で建設中の再処理工場は、2024年度上期のできるだけ早い時期の竣工としていましたが、8月に日本原燃は、これを見直し、新たな竣工目標を2026年度中とすることを公表しました。これに伴い、当社のロードマップについても見直しが必要になりました。
ロードマップにもとづく取組みについて、計画どおりに使用済燃料の県外搬出ができなくなり、誠に申し訳なく、心よりお詫びを申し上げます。
ロードマップは見直しますが、六ヶ所再処理工場の確実な竣工に向けて、引き続き、当社を中心にオールジャパン体制でしっかりと日本原燃を支援します。また、使用済MOX燃料再処理実証研究のための仏国オラノ社への使用済燃料搬出、中間貯蔵施設の取組みは、引き続き着実に進めてまいります。
当社の使用済燃料対策ロードマップの見直しには、日本原燃による竣工後の暫定操業計画が必要となりますが、速やかに検討を行い、今年度のできるだけ早い時期に見直します。
2024年11月14日、高浜発電所1号機は運転開始から50年を迎えます。これまでのあゆみをご紹介します。