事業所・関連施設
原子力事業本部
高浜発電所だより

高浜発電所長
木島 和夫
高浜町の皆さまには、日頃より発電所の運営にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
現在、高浜3号機では、3月1日から約3ヶ月の予定で、第25回定期検査を実施しています。高浜1、2号機の特定重大事故等対処施設設置工事と並行しての作業となりますが、高浜発電所の安全・安定運転により、今夏の安定供給に貢献できるよう、発電所が一丸となって安全を最優先に作業を進めてまいります。
定期検査中は発電所の入構者数が増加し、通勤時間帯の交通渋滞の発生が予想されます。高浜町の皆さまへの影響を低減すべく、時差出勤などの渋滞緩和対策を講じてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、新型コロナウイルス感染の第6波では、高浜発電所でも多くの感染者が発生し、高浜町の皆さまにご心配をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。政府方針や県民行動指針を踏まえた感染予防対策を今一度徹底し、高浜町の皆さまに安心いただける発電所運営に努めてまいります。
号機 | 電気出力(kW) | 運転状況(2022年3月現在) |
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1号機 | 82.6万 | 第27回定期検査中 2011年1月10日~ |
2号機 | 82.6万 | 第27回定期検査中 2011年11月25日~ |
3号機 | 87.0万 | 第25回定期検査中 2022年3月1日~ |
4号機 | 87.0万 | 運転中 |
高浜発電所における主な新型コロナウイルス感染症対策
当社では、これまで、毎朝の体調チェックやマスク着用、手指消毒、三密作業の回避など、基本的な感染予防対策の徹底は勿論のこと、来県者や新規入構者に対しても、直近2週間の体調チェックやPCR検査の受検などで多層的な感染予防対策に努めています。
今後も引き続き、緊張感をもって、下記の各種対策について積極的に取り組んでまいります。
新規入構前2週間の体調・行動管理をチェックし、自主的なPCR検査により陰性確認を行うとともに、現在の感染拡大状況を踏まえ、新規入構日当日の朝、抗原検査で陰性を確認してから入構することを徹底しています。
2021年7月~10月にかけて、当社従業員と協力会社従業員の約2,400名に対し、新型コロナワクチン職域接種(1・2回目)を実施しました。
また、2022年3月中旬~5月下旬にかけて、3回目の職域接種を計画しており、約2,000名の接種を予定しています。
2021年9月接種時の様子
- ①安全パトロールに合わせて、新たに新型コロナウイルス感染症対策にかかるチェック項目を追加し、作業現場や執務室、食堂、休憩所などにおける感染予防対策がしっかりと対応出来ているかを定期的に確認し、不備が見られる場合は、速やかに改善しています。
- ②出退社バス乗車時は「マスク着用の徹底・常時換気・私語厳禁」とし、行動歴管理のために座席番号を記録しています。
- ③発電所構内各所に、サーモグラフィや非接触検温カメラを設置し、都度、従業員の体温チェックを行っています。
- ④当直業務の運転員に対しては、専用の出退社バスを運行するとともに、休日後の出勤前には、都度、抗原検査を実施し、陰性を確認したうえで出勤しています。
- ⑤三密(密閉、密集、密接)の環境下の勤務や作業等を回避しています。
①食堂の間仕切り
②バス車内
- ■万一、感染者が発生した場合は、国の基準を超えて最大7日前までの接触者を広域に特定し、それらの接触者に対しては、速やかに自宅待機としたうえで自主的なPCR検査を実施するなど、いち早く感染拡大を止めるよう努めています。
- ■2022年2月上旬に、高浜発電所内で複数の感染者が発生した際には、協力会社が使用している事務所棟の全従業員(約300名)を1週間(2月7日~13日)自宅待機とし、全員に自主的なPCR検査を実施し、陰性を確認したうえで出勤を再開させています。