事業所・関連施設
原子力事業本部
高浜発電所だより

高浜町の皆さまには、日頃より発電所の運営にご理解、ご支援を賜りありがとうございます。
昨年、運転を再開いたしました高浜3、4号機は、安全・安定運転を継続しております。引き続き、細心の注意を払い、運転・保全に万全を期してまいります。
高浜発電所1、2号機は、現在、安全性向上対策工事に取り組んでいるところですが、今回、工事進捗にともなう現場環境の変化に合わせ、再度、安全最優先の観点で調整を行なった結果、工程を見直すことといたしました。
今後も引き続き、安全最優先で安全性向上対策工事を進めるとともに、40年以降の運転の必要性ならびに安全性について、地元の皆さまをはじめ、社会の皆さまにご理解いただけるよう、積極的な取組みを進めてまいります。
- ※工程変更の概要
- ・格納容器上部遮蔽設置などの工事進捗により、各工事で必要な資機材エリアが増加したことから、工事の安全確保のため、作業エリア、資機材エリアや輸送ルートを再調整しました。
- ・また、工事の初期では、クレーン倒壊による準備作業の一時中断がありました。
これらの結果、工事完了時期を高浜1号機は2019年8月から2020年5月、高浜2号機は2020年3月から2021年1月に、それぞれ約9ヶ月延長いたしました。
以降で、工程変更の詳細をご説明いたします。
運転中の高浜3、4号機
号機 | 電気出力 (kW) |
運転状況 |
---|---|---|
1号機 | 82.6万 | 第27回 定期検査中 2011年1月10日~ |
2号機 | 82.6万 | 第27回 定期検査中 2011年11月25日~ |
3号機 | 87.0万 | 運転中 |
4号機 | 87.0万 | 運転中 |
高浜1、2号機 安全性向上対策工事の実施状況
高浜1、2 号機 安全性向上対策工事の工程変更について、ご説明いたします。
本年6月23日から29日までの七日間、高浜町では旧高浜地区全域を氏子として佐伎治神社の式年大祭が盛大に行われます。
この大祭は、「巳」年と「亥」年の七年目ごとに行われる夏祭(旧暦六月)で『七年祭』と呼ばれ、旧高浜地区を東山、中ノ山、西山の三つに分け、おのおの神輿巡幸や伝統芸能が奉納されます。
高浜発電所に勤務されている皆さんも、この大祭に世話方、芸能衆などとして参加します。
◆所属会社:中野プランツ(株)
◆七年祭(式年大祭)での役割:横町区若連中副筆頭
◆抱負:横町区若連中は、囃子と神輿の担ぎ手として祭りに参加し、私は若連中副筆頭の大役を務めさせていただくことになりました。
【囃子稽古風景】左手前が門脇さん
囃子は、3日間、曳山と共に町内各区に奉納して回ります。2月4日から稽古を始め、月曜から金曜まで練習しています。経験者もいれば初めて経験する若い方もいるので、祭り本番までに全員の息が合うように稽古します。 毎日の稽古は、みんな仕事もあるので大変ですが、協力すれば必ず良い祭りにできると信じています。 曳山は平日ですが、時間に余裕がありましたら、是非、横町区若連中の囃子を聞いていただければ嬉しいです。
◆所属会社:関西電力(株)
◆七年祭(式年大祭)での役割:若宮区若連中筆頭
【囃子稽古風景】右手前が宮口さん
◆抱負:今回、大役である若宮若連中の筆頭を務めさせていただくことになりました。
初めて囃子を経験する者が半数以上おり師匠の方々のご指導のもと、日々、稽古に励んでいます。
囃子は古来から、口伝により受け継がれており、楽譜などがありません。まずは皆で声に出し歌として覚えた後、笛や鞨鼓、太鼓で表現するのですが、とても難しくて苦戦しています。約二時間にわたる囃子となるのでしっかりと習得し、当日は息の合った姿をお見せしたいと思っています。
是非、祭りを見にきて楽しんでください!!!
◆所属会社:(株)関電パワーテック
◆七年祭(式年大祭)での役割:塩土区役員(世話方) 筆頭補佐
【太刀稽古風景】真ん中が冨嶋さん
◆抱負:今年も式年大祭の年となり、私は3回連続で祭り年の塩土区の役員を務めさせていただくことになりました。
近年の人口減少の波が押し寄せ、厳しい状況の中、現在、世話方、師匠、芸能衆が一生懸命準備を進めているところです。祭りは、お神輿、お田植え、太刀、太鼓、曳山、神楽、にわか…たくさんの見所があります。
どうぞ皆さん、お誘い合わせの上ご観覧いただき、祭りを盛り上げてください。
◆所属会社:籔本興業(株)
◆七年祭(式年大祭)での役割:西部若連中副筆頭
◆抱負:今回の七年祭りで西部若連中の副筆頭を務めさせていただくことになりました。
【囃子稽古風景】右手前が岩滝さん
西部若連中の芸能は主に神楽、囃子で、2月18日から稽古をしています。完成度を高くするために、祭り本番まで師匠の方々にお世話になり、丁寧な指導を受けながら、日々、稽古に励んでいます。 西山でしか見られない笛、鞨鼓に合わせて神楽が舞い踊る壮大な姿が見どころですので、是非、みなさん見に来てください。私事なのですが、若連中として祭りに参加するのは、今回が最後になりますので、悔いを残さないようみんなと頑張って祭りを盛り上げていきます。
七年祭の芸能は、正月から遅くとも二月初めには世話方・師匠・若連中・芸能衆などの組織が編成され、約5ヶ月もの長い間、稽古をします。