事業所・関連施設
大飯発電所
大飯発電所だより
2017 特別号 VOL.24
大飯発電所3,4号機は、福島第一原子力発電所の事故後に制定された新規制基準の審査が全て終了し、9月11日から原子力規制委員会の最終確認手続きである使用前検査が行われています。
使用前検査は、原子力規制委員会の検査官が以下の項目について、工事の進捗に応じて工事計画との整合性や技術基準との整合性を確認するものです。
【検査事項】
- 一号検査:
- 構造、強度または漏えいに係る試験ができる状態になったときに行う材料、寸法、据付、外観、耐圧、漏えい、建物・構築物構造検査、状態確認検査
- 二号検査:
- 蒸気タービン車室の下半部の据付が完了したとき及び補助ボイラーの本体の組立てが完了したときに行う材料、寸法、据付、外観、耐圧、漏えい、建物・構築物構造検査、状態確認検査
- 三号検査:
- 発電用原子炉に燃料体を挿入することができる状態になったときに行う核燃料物質の取扱施設及び貯蔵施設等に係る機能・性能、特性、状態確認検査
- 四号検査:
- 発電用原子炉の臨界反応操作を開始することができる状態になったときに行う発電用原子炉に燃料を挿入した状態での核燃料物質の取扱施設及び貯蔵施設等に係る機能・性能、特性、状態確認検査
- 五号検査:
- 全ての工事が完了したときに行う総合的な機能・性能、特性、状態確認検査
政府は10月27日、原子力防災会議(議長:安倍晋三首相)を開催し、大飯発電所3,4号機の重大事故発生に備えた周辺住民の避難計画について、「合理的」として了承しました。
10月25日に開催された福井エリア地域原子力防災協議会で内閣府が取りまとめた大飯地域の広域避難計画について報告されたものです。
会議の中で安倍首相は、「関係自治体や事業者と一層緊密に連携し、実動部隊を含めた実際の訓練を通じ、緊急時対応を継続的に検証、改善していく」と述べました。
大飯発電所では、毎年、町内の小学5年生を対象に、エネルギーについて楽しく学ぶことができる電気教室を開催しています。
今年度の電気教室は、11月16日におおい町総合町民センターにおいて、町内4つの小学校の5年生(約70名)を対象に、「光と色」や「LED」などについて実験を交えながら学んでいただく予定です。また、再生可能エネルギーについて、若狭おおい太陽光発電所の見学も予定しています。
【光と色の実験の様子】(昨年度)
【若狭おおい太陽光発電所見学の様子】(昨年度)