事業所・関連施設

大飯発電所だより

Four Seasons

海と緑のおおい発電所

2023年 12月

大飯発電所4号機運転再開しました

 大飯4号機は、2023年8月31日から行っていた第19回定期検査において、当初の計画通り、11月21日に総合負荷性能検査が終了し、本格運転を再開しています。
 また、大飯3号機は2024年2月11日から第20回定期検査を開始する予定です。安全最優先で作業を進め、引き続き大飯発電所3,4号機の安全安定運転に努めていきます。

右から3号機、4号機の原子炉格納容器
【右から3号機、4号機の原子炉格納容器】

大飯発電所でエネルギーについて学習!

 11月16日、24日、30日、12月7日の4日間で、おおい町内小学5年生を対象とした、エネルギー教室を大飯発電所内で開催しました。手回し発電機を用いた発電実験により、発電の仕組みを説明しました。その後、VR(バーチャルリアリティー)を使って、発電所見学では限られた人しか入ることのできない原子炉格納容器内、タービン建屋の360°映像をご覧いただきました。
 児童の皆さんから「電気を作っている発電所を見ることができてよかった。」先生からは「実際の現場を見ることで、発電所を身近に感じることができた。」等のお声をいただきました。今後も発電所について知っていただくとともに、親しみを感じていただけるよう取り組んでいきます。

エネルギー教室の様子
【エネルギー教室の様子】

VR見学の様子
【VR見学の様子】

町内の中学生を対象に野球教室を実施しました

 12月2日に三菱重工West野球部と連携し、おおい町内の大飯中学校、名田庄中学校野球部を対象とした野球教室を開催しました。2020年度以降は、コロナ禍で中止しておりましたが、4年ぶりに開催することができました。
 当日は天候不良のため屋内での実施となりましたが、三菱重工West野球部選手の丁寧なご指導のもと、ポジション別練習やバッティング練習を行いました。参加した各中学校の選手は、アドバイスを聞き、技術レベルアップに取り組み、活気のある野球教室となりました。
 今後も地域の皆さまとの交流やふれあいを大切にし、さまざまな取組みを行っていきます。

ポジション別練習の様子 バッティング練習の様子

大飯発電所運営状況 2023年12月

使用済み燃料対策ロードマップの策定について

 当社は、10月10日、使用済み燃料対策を着実に実施していくため、使用済燃料対策推進計画を補完する指針として、使用済燃料対策ロードマップを公表しました。使用済燃料対策ロードマップに基づく取組みを着実に実施し、安全最優先で原子力発電所の安全・安定運転に全力で取り組んでいきます。

  • ・六ヶ所再処理工場の2024年度上期の出来るだけ早い時期の竣工に向け、関西電力を中心に、審査・検査に対応する人材を更に確保
  • ・2025年度から再処理開始、2026年度から使用済燃料受入れ開始。再処理工場への関西電力の使用済燃料の搬出にあたり、必要量を確保し搬出するよう取り組む
  • ・使用済MOX燃料の再処理実証研究のため、2027年度から2029年度にかけて高浜発電所の使用済燃料約200tを仏国オラノ社に搬出さらに実証研究の進捗・状況に応じ、仏国への搬出量の積み増しを検討
  • ・中間貯蔵施設の他地点を確保し、2030年頃に操業開始
  • ・中間貯蔵施設の操業を開始する2030年頃までの間、六ヶ所再処理工場および仏国オラノ社への搬出により、使用済燃料の貯蔵量の増加を抑制
  • ・あらゆる可能性を組み合わせて必要な搬出容量を確保し、着実に発電所が継続して運転できるよう、環境を整備する
  • ・本ロードマップの実効性を担保するため、今後、原則として貯蔵容量を増加させない
  • ・使用済燃料の中間貯蔵施設へのより円滑な搬出、さらに搬出までの間、電源を使用せずに安全性の高い方式で保管できるよう、発電所からの将来の搬出に備えて発電所構内に乾式貯蔵施設の設置を検討

使用済燃料対策ロードマップ

原子燃料サイクル図

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