事業所・関連施設
大飯発電所
大飯発電所だより
2022年 12月
年末のご挨拶
【近藤所長】
年の瀬の慌ただしい季節となりましたが、おおい町の皆さまにおかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃は大飯発電所の運営に多大なるご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
今年の大飯発電所の出来事を振り返りますと、様々な出来事がありましたが、特に大きな出来事としては、テロなどを想定した「特定重大事故等対処施設」を運用開始することができました。今後も引き続き3、4号機の安全安定運転を行い、万全を期してまいりたいと存じます。
1、2号機の廃止措置については、現在、計画通りに第1段階の1次系設備の残存放射能調査と2次系設備の解体撤去作業を進めております。こちらも安全最優先で作業を進めてまいります。
また、今冬は厳しい電力需給が見込まれており、皆さまにはご無理のない範囲での節電をお願いしております。大飯発電所は、厳しい需給に貢献するため、3、4号機の安全安定運転に努め、おおい町で発電した電気を確実にお客さまにお届けしてまいります。
最後になりますが、来年が皆さまにとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。
日頃の感謝の気持ちを込めて
関西電力では、お客さまと社会のお役に立つ活動を通じて日頃の感謝の気持ちをお伝えするため、11月を「お客さま感謝月間」としております。その取り組みの一環として、大島地区の町道・お寺の清掃活動を実施しました。
約200キロのゴミを回収し、地域の方から「きれいになってうれしい」「清掃してくれてありがとう」といったお声をいただきました。
大飯発電所では、今後も様々な取り組みを通じて地域のお役に立つ活動に取り組んでまいります。

重大事故対応訓練を実施しました
11月30日と12月1日の2日間で重大事故対応訓練を行いました。これは、3号機と4号機が同時に発災し、原子炉の冷却ができなくなる事象を想定した訓練です。
このうち、冷却機能の1つである大容量ポンプを用いた訓練では、電源が損失した場合でも、格納容器の破損を防止できることを確認しました。
今後も引き続き、万が一の事故に備えた対応能力の向上に努めてまいります。
【水中ポンプを運んでいる様子】
【仮設プール作成の様子】
【送水車からホースを取り出している様子】
ウイルスから身を守る!
11月1日から大飯発電所で働く方を対象に、約530人がインフルエンザ予防接種を行いました。また、11月30日から新型コロナウイルスワクチンの職域接種を開始し、12月中旬までに約600人が接種予定となっております。
発電所の安全安定運転に資するために、引き続き新型コロナウイルス感染予防の徹底、加えてインフルエンザ予防も確実に行ってまいります。
【ワクチン接種の様子】
地震が引き起こす【電気火災】に備えて
地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や停電が復旧した時に発生する火災のことです。地震はいつ起きるか分かりません。普段からの対策や心がけが大事になります。
- 〇普段から暖房器具の近くに燃えやすいものを置かない。
- 〇地震が発生したら、すぐガスの元栓を閉め、熱源機器はプラグを抜く。
- 〇感震ブレーカーを設置する。