事業所・関連施設

大飯発電所だより

Four Seasons

海と緑のおおい発電所

2021年 12月

年末のご挨拶

大飯発電所長 决得 恭弘
大飯発電所長
决得 (けっとく) 恭弘(やすひろ)

 年の瀬の慌ただしい季節となりましたが、おおい町の皆さまにおかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。
 日頃は大飯発電所の運営に多大なるご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 今年の大飯発電所の出来事を振り返りますと、令和2年から定期検査中となっていた3号機の運転再開や、新型コロナウイルスワクチンの職域接種など、様々な出来事がありました。

 3号機は、定期検査中に傷が判明した1次系配管の取替工事を完了し、7月20日に本格運転を開始しました。

 新型コロナウイルスワクチンの職域接種については、希望者約1,700名に対し、7月~9月の間で2回目までの接種を完了することができました。

 1,2号機の廃止措置については、現在、系統除染作業と2次系設備の解体撤去作業を進めております。
 現在運転中の3,4号機は、今冬の厳しい需給状況に貢献すべく、安全最優先で発電所運営に努めてまいり、おおい町で発電した電力を安定して消費地にお届けいたします。

 最後になりますが、来年が皆さまにとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。

大飯発電所

訓練の実施

 大飯発電所では、11月9日から10日の2日間、決められた時間内に事故対応用の資機材を設置できることを確認する重大事故対応訓練を実施しました。
 海水を取水するために大容量ポンプを設置する訓練や、燃料ピットに水を補給する訓練など、約50名が参加し、適切に対応できることを確認しました。
 また、11月19日には、3,4号機が地震により緊急停止し、原子炉を冷却できなくなる事象や、原子炉の一部の状況が一時的に監視できなくなる事象などを想定した原子力総合防災訓練を実施しました。
 訓練では緊急時対策所に対策本部を設置し、决得所長以下約80名の原子力防災要員にて事故の収束にあたりました。
 今後も引き続き、実効性のある原子力防災対策に向けて、より一層訓練の充実を図ってまいります。

大容量ポンプを用いた訓練の様子
大容量ポンプを用いた訓練の様子

原子力総合防災訓練の様子
原子力総合防災訓練の様子

お客さま感謝月間の取り組み

 関西電力では、お客さまと社会のお役に立つ活動を通じて日頃の感謝の気持ちを伝えるため、11月を「お客さま感謝月間」としており、その取り組みの一環として、大島地区の清掃活動と特別養護老人ホーム楊梅苑での慰問活動を実施しました。
 大島地区の清掃活動では、関西電力社員と協力会社社員の約50名が参加し、道路や寺社の清掃に取組み、約200キロのゴミを回収しました。
 特別養護老人ホーム楊梅苑では、約40名の入所者の方に対して、原子力発電所の運転状況などをご説明させていただいた後、ビデオ上映会を実施しました。
 大飯発電所では、今後も様々な取り組みを通じて地域のお役に立つ活動に取り組んでまいります。

道路脇のゴミを拾う様子
道路脇のゴミを拾う様子

慰問活動の様子
慰問活動の様子

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