事業所・関連施設
美浜発電所
美浜発電所だより

2019年6月10日発行
美浜発電所3号機は、事故の発生、進展、拡大を防止するための対策を何段階にも講じ、多重化多様化を図り安全性を一層向上させるよう、新規制基準に適合するための安全性向上対策工事(2020年7月完了予定)を安全最優先のもと着実に進めています。
4月27日、世耕経済産業大臣が美浜発電所3号機の安全性向上対策工事の現場をご視察されました。
大臣には、緊急時対策所設置工事や耐震性向上のための原子炉格納容器外部遮へい壁耐震補強工事など、美浜発電所3号機の安全対策の実施状況等についてご確認いただきました。
大臣からは、「関西電力と協力会社が精力的に安全対策工事に取り組んでいることを直接確認できたことは有意義であった。安全最優先で取り組んでほしい。」とのご講評をいただきました。
安全性向上対策工事状況の説明を受ける世耕経済産業大臣
美浜発電所1、2号機は将来の解体に向けた準備として、原子炉容器内外の残存放射能調査を行っています。
なお、放射性物質の汚染のないタービン建屋内機器等の解体工事についても順次実施しています。
美浜発電所1,2号機は原子炉を停止して以降、長期間(1号機8年、2号機7年)経過し、使用済燃料プールへ保管中の使用済燃料の発熱は大幅に低減されています。
美浜発電所1号機の使用済燃料の発熱が低減した状況を踏まえ、水温が上昇しやすい夏季に使用済燃料を冷却するための使用済燃料プール水の冷却停止試験を実施しました。その結果、使用済燃料プールからの自然放熱による冷却によって、安全性が確保されることが示されました。
- 試験期間:2018年7月2日から2018年10月24日(約4ヶ月間)
- 試験結果:保安規定で定める施設運用上の基準である水温65℃以下に対して、最高温度45℃を示して以降、水温は低下傾向を示した。
<美浜発電所1号機 使用済燃料プール冷却系停止試験結果>
使用済燃料プール
美浜発電所1号機において、保管している使用済燃料の発熱が十分に低下した状況を踏まえ、設備の維持管理に係る廃止措置計画の変更認可申請を2019年4月22日に行いました。
○使用済燃料プール水の冷却が不要になることに伴い、次のとおり、廃止措置計画に定める設備の維持管理に係る記載を変更
- ①使用済燃料貯蔵設備の「冷却・浄化機能」を、「浄化機能」のみへ記載を変更
- ②「原子炉補機冷却設備」と「補機冷却海水設備」の記載を削除
- ③使用済燃料プール水を冷却するための電源供給が不要となることから、非常用電源設備「ディーゼル発電機」の記載を削除
三方五湖一斉清掃
4月14日、美浜町と若狭町で構成する三方五湖保全対策協議会主催の三方五湖一斉清掃に参加しました。本清掃は三方五湖の景観および環境保全を目的に毎年実施されているものです。当日は、美浜会場と若狭会場に分かれて実施されました。
美浜発電所からは従業員と協力会社社員約200人が参加し、清掃活動に汗を流しました。
県道白木線一斉清掃
第31回美浜・五木ひろしふるさとマラソン開催に向け4月24日、マラソンコースとなっている県道白木線の一斉清掃に参加しました。ランナーの方々に美しい海岸コースを気持ちよく走っていただけるよう、美浜発電所から従業員と協力会社社員約90名が参加し清掃を行いました。
5月12日、第31回美浜・五木ひろしふるさとマラソンが開催されました。当日は爽やかな五月晴れの中、全国から参加した3,042名のランナーが美しい海岸を駆け抜けました。関西電力グループからも多くのランナーが参加するとともに、給水や救護等のスタッフとしても大会運営に協力しました。
- 第23回美浜町押し花アート作品展「花の散歩道」
- 期 間:2019年6月23日(日)から7月17日(水)
- 代表者:中西 みい子さま
- 内容:押し花教室の生徒とインストラクターによる作品展です。材料にお野菜を使ったものなど、アイデア豊富で素敵な作品を多数展示しています。