事業所・関連施設
原子力事業本部
若狭トピックス
【更なる安全性・信頼性の向上に向けた中期対策の進捗状況】
- 1.免震事務棟設置
- (概要)
- ○地震・津波等の自然災害などによっても機能喪失しない緊急時の指揮所を確保・整備する。
- ○その際、必要人員の収容スペース、事故時においても中央操作室や指揮所が十分に機能を発揮するために必要な電源の確保、放射性物質の流入防止(換気空調系機器の機能確保)、カメラ等による建屋等の周辺状況の監視機能及び通信機能の確保を担保する。
- ○設置場所の地質調査を平成24年5月に開始し、7月末に免震事務棟の仕様を確定済み。
- ○地質調査結果や建物他の法令手続き等を踏まえながら、一部の通信機能の設置を早めることなどにより、平成27年度上期中の運用開始を目指した検討を実施中。
なお、美浜、高浜発電所についても、平成24年5月から地質調査を開始しており、平成27年度上期中の運用開始を目指した検討を実施中。
平成27年度上期中の運用開始を目指した検討を実施中 | |
![]() 免震事務棟完成イメージ図 (大飯発電所の例) |
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【主な仕様】 ・地上8階+地下1階 ・鉄骨鉄筋コンクリート構造 ・建屋内面積約6,000m2 ・収容想定人数最大約1,000人 |
- 2.フィルタ付ベント設備設置
- (概要)
- ○万一、炉心損傷により原子炉格納容器の内圧が大幅に上昇した際に、原子炉格納容器の圧力を低減し損傷を防止するための設備。
- ○フィルタ機能を有することで、放射性物質を除去し、土地汚染による長期避難の極小化を図る。
- ○設計条件、基本配置等を検討の結果、平成24年8月初めに、フィルタの型式を湿式と比べて原子炉格納容器内に置くことができ、既存の遮へい壁を活用できる配置上優位な乾式にすることを決定し、現在、平成27年度末までの設置に向け詳細設計中。
なお、大飯発電所3、4号機以外のプラントについては、現在、プラント毎に現場調査を実施し、仕様について詳細検討中。
- 3.防潮堤・防護壁等設置
- (概要)
美浜、高浜、大飯の各原子力発電所において、津波による浸水対策の観点から防潮堤設置、防波堤のかさ上げ等を実施する。 - (進捗状況)
*施工工程は、今後の現地調査等により変更になる可能性があります。
*進捗状況については、平成24年8月末時点での状況です。