でんきのもしも
もしも、エネルギー資源を
輸入できなくなったら

もしも、エネルギー資源を輸入できなくなったら2013.08.02(2020.07更新)

日本のエネルギーのあした

資源の乏しい日本国にとっても、水力発電や太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギーが今後のエネルギー政策の大きなカギになることは間違いありません。
では、これまで原子力発電によって供給してきた電力量を、再生可能エネルギーでまかなうことはできるのでしょうか。
日本では1997年に新エネルギー法※が施行されて以降、再生可能エネルギーによる発電を積極的に導入していますが、まだまだ多くの課題を抱えているのが現状です。
たとえば1万kW級の太陽光発電所である堺太陽光発電所は甲子園約5.5個分の面積を使っています。
自然条件にも左右されるうえ、太陽光発電は夜間の発電はできず、風力発電は風車が回転する際にでる騒音や低周波などが問題視されています。

日本のエネルギー政策はこうした現状をふまえて、現実的な議論をする必要があるでしょう。
重要なことは安全を前提に、複数のエネルギー資源を使った発電方法をミックスし、それぞれのメリットをいかしデメリットを抑えながら、電気を生み出す「エネルギーミックス」の考え方です。火力、水力、原子力、太陽光や風力をバランスよく組み合わせてこそ、電力の安定供給が行えるのです。

※新エネルギー法:正式名称「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」

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