電気を使い続けるために-
エネルギーミックス
いつかは枯渇するかもしれないエネルギー資源から生み出す電気を、私たちが永遠に使い続けるためにはどうしたらよいのでしょうか。
そのために必要なのは「エネルギーミックス」です。
これは1つの発電方法だけに頼るのではなく、複数のエネルギー資源を使った発電方法をミックスし、それぞれのメリットをいかしデメリットを抑えながら、電気を生み出そうというものです。
たとえば火力発電だけに頼ってしまえば、燃料となる石油、石炭、天然ガスといった資源は、現在の予想よりも早く枯渇してしまうかもしれません。
だからといって原子力発電だけに頼っても、その燃料となるウランにも限りがあります。
水力発電は化石燃料を必要としない発電方法ですが、新たに建設できる場所が少ないという一面があります。注目されている太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使った発電は、化石燃料を必要とせず資源が枯渇する恐れはありませんが、自然条件に左右されるというデメリットがあります。
つまり火力発電、原子力発電、水力発電、太陽光や風力発電など、いずれもメリットとデメリットがあり、どれか1つに依存することはできません。逆に言えば電気を使い続けるためには、火力発電、原子力発電、水力発電、太陽光や風力発電などのいずれも欠かすことはできないといえるでしょう。