01電気を生み出す / 火力発電所小型ガスタービン発電機の新設
「少しでも供給力を上積みしたい」小型ガスタービン発電設備設置へ
少しでも供給力を上積みしたい、そんな思いで取り組んできました。それが結実したのが姫路第一発電所における小型ガスタービン発電設備の設置です。
平成24年5月20日、姫路第一発電所の港に小型ガスタービンを載せた輸送船が到着。到着した機器は、輸送船から大型のトレーラーに載せかえられ、ゆっくり時間をかけて運ばれていきます。小型ガスタービンは、小型と言っても1機あたり約50トンもの重量があり、運搬するのも大変な作業です。設置現場まで運ばれてくると、大型クレーンで吊り下ろされ、あらかじめ決められた場所に据えつけられます。発電設備はガスタービン、減速機(※)、発電機などで構成されますが、これらの大型の機器をミリ単位のレベルで調整しながら、機器の設置・接続が行われていきます。多くの作業員が見守る中、慎重に作業が進められました。
この後、周辺機器の組立てや各種調整、試運転などの工程では、メーカーや協力会社の方々の協力のもと昼夜2交替、土日祝日も含めて作業を行うなど、1日も早い完成を目指して取り組んできました。
そして7月31日、ついに1号機が発電を開始。最終的に1号機と2号機を合わせて約6.5万kWの供給力を上積みすることができました。
今後も、当社は供給力確保に向けて最大限の努力を尽くしてまいります。
※減速機:ガスタービンと発電機を接続してそれぞれの回転数を調整するための機器
電気をお届けするステップ
