01電気を生み出す / 火力発電所念には念を入れた設備の巡視
点検
火力発電所の安全は、培ってきた経験や技術で守る
発電所では様々なデータに基づき設備の状態を常に監視していますが、やはり最後は培ってきた経験・技術による人間の判断が重要になります。そのため、運転員が巡視点検の際に、設備の異常を早期にとらえるよう努めています。
例えば、発電所の運転員は、聴診棒(写真一覧6枚目参照)で運転中のポンプやモーターなどの回転機器の音を確認して、ポンプやモーターの異音を早めに検知することで大きな故障を未然に防ぐ。こんな地道な取組みも安定供給を支える発電所運転員の重要な業務です。
しかし、どんなに点検、巡視をしていても、具合が悪くなる設備はでてきます。そんな時は協力会社さんやメーカーさんに協力してもらい、電気の需要が減少する平日の深夜や土日に発電機を止め、限られた期間で点検修理するために、24時間体制で作業します。土日に停止中の発電所が多いのはこういう理由です。
電気をお届けするステップ
